ライトやバンパーが一新された、新型メルセデス・ベンツ GLCの変更点をチェック

●対話型のインフォテイメントシステム・MBUXも搭載

メルセデス・ベンツのGLCクラスがマイナーチェンジされて発表されました。

GLCはメルセデス・ベンツのSUVラインであるGLシリーズにおいて、Cクラスと同様のポジショニングを持つモデルです。メカニズムもCクラスと同じFRをベースとしたフルタイム4駆機構になっています。

メルセデス・ベンツのGLCクラス

この4WD機構はオンデマンド式ではなく、トランスファーを介して前後にトルクを配分しつつ、常時前後輪を駆動するタイプであることが特徴です。このためオフロードではもちろん、オンロードでも常に安定した走りを楽しむことができます。

全長は4658mm、全幅が1890mm、全高は1644mmとなります。ホイールベースは2873mmとなっています。

今回のマイナーチェンジでヘッドライトとフロントバンパーの造形、リヤバンパーの造形とテールライト内部の発光デザインが変更されました。

メルセデス・ベンツのGLCクラス
これは AMG ラインと呼ばれるスポーツパッケージを装着した車両

また、GLCにはAMGラインと呼ばれるスポーティーな内外装パッケージオプションが用意されています。これを選択すると前後バンパーが空力に配慮した大胆な造形のものになります。また、専用のグリルと、ツインルーバーと呼ばれる特徴的な2本のラインが入るグリルに変更となります。

このAMGラインを選ばなくともGLCクラスは全車で、クローム仕上げのアンダーガードやボンネットに入る2本の太い筋などで、全身で力強さをアピールしています。

メルセデス・ベンツのGLCクラス
AMG ラインのアルミホイールは専用の ツインスポーク19インチ

インテリアでは今回の改良を機に搭載された対話型のインフォテイメントシステム・MBUXが搭載されました。「ハーイ、メルセデス」で応える、あれです。

メルセデス・ベンツのGLCクラス
マイナーチェンジを機会に新しいインフォテイメントシステムが採用された
メルセデス・ベンツのGLCクラス
AMG ライン専用のスポーツシート
メルセデス・ベンツのGLCクラス
リアシートは40対20対40の分割式

エンジンは258psを発生する2Lのガソリンターボと、194psの2Lディーゼルターボが用意されます。

また、メルセデスAMGのGLC43ではV6・3Lツインターボ390ps&476psの2種のユニットが用意されます。同じくGLC63ではV8・4Lツインターボ510psという高出力のものも設定されました。

価格はディーゼルエンジン搭載モデル・220d 4マチックが690万円(オプション含まず)から。ガソリンの300 4マチックは775万円(同)からになります。

(写真・動画・文/ウナ丼)

この記事の著者

ウナ丼 近影

ウナ丼

動画取材&編集、ライターをしています。車歴はシティ・ターボIIに始まり初代パンダ、ビートやキャトルに2CVなど。全部すげえ中古で大変な目に遭いました。現在はBMWの1シリーズ(F20)。
知人からは無難と言われますが当人は「乗って楽しいのに壊れないなんて!」と感嘆の日々。『STRUT/エンスーCARガイド』という名前の書籍出版社代表もしています。最近の刊行はサンバーやジムニー、S660関連など。
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