●GT500車両が3台揃ってホッケンハイムを走行!
DTM最終戦が開催されるホッケンハイムリンク。搬入日となった3日・には、いよいよ待ちに待ったGT500車両が史上初めて、ここホッケンハイムで3台揃っての走行となりました。
2年前に実現したスーパーGTとDTM車両によるデモ走行では、レクサスと日産の2台のみの参加だったため、NSX-GTがホッケンハイムを走行するのは今回が初めてのことになります。
「黒い森」と呼ばれ、超高速サーキットのイメージがあるホッケンハイムですが、2002年の改修で南北2本のストレートとそれをつなぐオスト・カーブがばっさりと削除され、全長6.8kmあったコースは現在の4.574kmのコースレイアウトに変更されました。
ヘルマン・ティルケの手によって改修された現在のコースには、新たにパラボリカと呼ばれる高速コーナーとヘアピン、そしてそこから続くメルセデスが新たに作られました。
現在このコースのコースレコードは、フェラーリのセバスチャン・ベッテルが2018年に出した1’11.212、DTMでは今年のDTM開幕戦でBMW M4 DTMのフィリップ・エンゲが出した1’28.978となります。
スーパーGTが開催されているサーキットの中では、タイはブリーラムのチャーン・インターナショナルサーキットが全長4.554km、GT500のコースレコードが今年の6月に6号車WAKO’S 4CR LC500の山下健太選手が出した1’23.260ですので、車両条件などの違いはありますが、若干ブリーラムよりテクニカルコースなイメージになるかと思います。
そして木曜日の走行後には、今回参戦する全車両による記念撮影も行われました。
走行後の選手たちもリラックスした様子で、ホッケンハイムの雰囲気を楽しんでいたようです。
いよいよ4日にはDTM全車揃ってのフリープラクティス、そして土日には予選決勝が行われる予定です。
(H@ty)
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