次世代パワートレイン「プレイド」で最速4ドアEV奪取へ! テスラ「モデルS」のスペシャルモデルをキャッチ

●打倒ポルシェ・タイカン! ニュルにおける4ドアEV最速記録を狙う「モデルS」のスペシャルモデル

テスラは、ニュルブルクリンクにおいて4ドアEVセダン最速を狙うと宣言しましたが、その試作車である「モデルS」がニュルでテスト走行を開始しました。

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テスラ モデルS プレイド搭載プロトタイプ

捉えたプロトタイプは、ローダウンされたボディにより広いフェンダーフレア、大径の軽量ホイール、ミシュランカップ2Rパフォーマンスタイヤ、リップスポイラー&トランクリッドスポイラーを装着。

キャビン内にはロールケージを配置し、フロントバンパーのエアインテークも大型化されているほか、ベースモデルには装着されていないカーボンセラミックブレーキが確認できます。

テスラ モデルS外観_001
テスラ モデルS プレイド搭載プロトタイプ

注目は、このテスト車両が既存の「Ludicrous」モード以上のパフォーマンスを発揮する高性能「Plaid」(プレイド)パワートレインを備えている点です。テスラ「モデルS 100D」が2つのモーターを装備するのに対し、この新パワートレインは3つ電気モーターを持つといいます。

「プレイド」の詳細は間もなく発表される予定で、モデルSを始め「モデルX」「ロードスター」に順次搭載していくと予想されます。

テスラ モデルS外観_002
テスラ モデルS プレイド搭載プロトタイプ

同社CEOイーロン・マスク氏は、ツイッターでラグセナカにおいて、この試作車が4ドアEV最速を更新したとツイート。ジャガー「XE SVプロジェクト8」の記録を1秒近く縮める1分36秒555を叩き出したと発表しています。

ポルシェ「タイカン」のニュルにおける4ドアEV最速記録を塗り替えるべく、テスラは9月21日と25日にニュルブルクリンクを予約したと報じられており、期待が高まっています。また記録を狙う「モデルS」ハードコアモデルは市販化も視野に入れているようです。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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