●打倒ポルシェ・タイカン! ニュルにおける4ドアEV最速記録を狙う「モデルS」のスペシャルモデル
テスラは、ニュルブルクリンクにおいて4ドアEVセダン最速を狙うと宣言しましたが、その試作車である「モデルS」がニュルでテスト走行を開始しました。
捉えたプロトタイプは、ローダウンされたボディにより広いフェンダーフレア、大径の軽量ホイール、ミシュランカップ2Rパフォーマンスタイヤ、リップスポイラー&トランクリッドスポイラーを装着。
キャビン内にはロールケージを配置し、フロントバンパーのエアインテークも大型化されているほか、ベースモデルには装着されていないカーボンセラミックブレーキが確認できます。
注目は、このテスト車両が既存の「Ludicrous」モード以上のパフォーマンスを発揮する高性能「Plaid」(プレイド)パワートレインを備えている点です。テスラ「モデルS 100D」が2つのモーターを装備するのに対し、この新パワートレインは3つ電気モーターを持つといいます。
「プレイド」の詳細は間もなく発表される予定で、モデルSを始め「モデルX」「ロードスター」に順次搭載していくと予想されます。
同社CEOイーロン・マスク氏は、ツイッターでラグセナカにおいて、この試作車が4ドアEV最速を更新したとツイート。ジャガー「XE SVプロジェクト8」の記録を1秒近く縮める1分36秒555を叩き出したと発表しています。
ポルシェ「タイカン」のニュルにおける4ドアEV最速記録を塗り替えるべく、テスラは9月21日と25日にニュルブルクリンクを予約したと報じられており、期待が高まっています。また記録を狙う「モデルS」ハードコアモデルは市販化も視野に入れているようです。
(APOLLO)