システム出力は680PS! 新型カイエンターボSEハイブリッド/カイエンターボSEハイブリッドクーペの予約受注がスタート

●カイエンシリーズのトップエンドに君臨するプラグインハイブリッド

ポルシェ・ジャパンは、2019年9月13日からカイエンシリーズのトップエンドモデルで、プラグインハイブリッドの「新型カイエンターボSEハイブリッド」と「新型カイエンターボSEハイブリッドクーペ」の予約受注を開始しました。

搭載されるパワートレーンは、4.0L V8エンジン(404kW/550PS)と電気モーター(100kW/136PS)のハイブリッド。システム出力はじつに500kW(680PS)に達し、8速ティプトロニックSトランスミッションが組み合わされています。

アイドル回転数をわずかに超えた回転域から900Nmの最大システムトルクを享受でるため、圧倒的な発進加速が味わえそう。

カイエンターボSEハイブリッド、カイエンターボSEハイブリッドクーペ
カイエンターボSEハイブリッド、カイエンターボSEハイブリッドクーペの外観

両モデルとも制止状態から100km/hまでを3.8秒で加速し、最高速度は295km/hに達します。充電によるEV走行は最大40kmで、平均消費量(NEDC)は、3.9-3.7L/100km(燃料)、および19.6-18.7kWh/100km(電力)となっています。モーター走行時のみの最高速度は135km/h。

カイエンターボSEハイブリッド、カイエンターボSEハイブリッドクーペ
カイエンターボSEハイブリッドと、カイエンターボSEハイブリッドクーペのインパネ

両モデルは、V8エンジンと8速ティプトロニックSトランスミッションの間にモーターが配されていて、2つのモーターがエレクトリッククラッチアクチュエータ(ECA)と呼ばれるハイブリッドモジュール内の分離クラッチを介して相互接続。荷室フロアに設置された14.1kWhの容量のリチウムイオンバッテリーは、「ポルシェコミュニケーションマネジメント(PCM)」または「Porsche Connectアプリ(スマートフォンおよびApple Watch用)」を介して充電を計画することも可能です。

カイエンシリーズのトップモデルにふさわしく、足まわりも強化されています。「ポルシェダイナミックシャシーコントロールシステム(PDCC)」電気機械式ロール抑制システム、「ポルシェトルクベクトリングプラス(PTV Plus)」、リヤディファレンシャルロック、「ポルシェセラミックコンポジットブレーキ(PCCB)」高性能ブレーキシステムなどが標準装備されるほか、ボディカラー同色仕上げのホイールアーチエクステンションを含む21インチエアロデザイン軽合金製ホイール、パワーステアリングプラス、そしてスポーツクロノパッケージも含まれています。

「ポルシェアクティブサスペンションマネージメントシステム(PASM)」を含むアダプティブ3チャンバーエアサスペンションは、ポルシェならではのドライビングダイナミクスと快適な乗り心地を両立するとしています。オプションで22インチまでの軽合金製ホイールとリヤアクスルステアリングも選択可能です。

「カイエンターボSEハイブリッド」の価格は、23,270,000円。「カイエンターボSEハイブリッドクーペ」は23,760,000円。消費税8%込みの価格です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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