●使いやすいサイズの日産・セレナにポップアップルーフを架装
商用ワンボックスではなく、乗用ミニバンをキャンピングカー(キャンパー化)したモデルも人気を集めています。現在のキャンピングカーは、8ナンバーが取得できるようなキャンピング関連装備を備えたモデルと、車中泊に割り切ったモデルや、「移動+仮眠」「移動+積載+仮眠」など多様化するニーズに応じてバラエティに富んだ仕様が増えています。
日産プリンス東京販売直営店の日産ピーズフィールドクラフトは、日産車をキャンピングカー化するスペシャリスト。
「ポップルーフ・スリーピングバージョン」を意味するP-SVを車名に冠した「セレナP-SV」は、マイナーチェンジ前のセレナ(2019年9月現在)をベースにポップアップルーフを架装。ポップアップルーフ内に2人、シートを展開(座席を倒して展開するアンダーベッド/オプション)することで、車内に2人がゆったり就寝できる車中泊仕様。
ポップアップルーフは、寒い時などのフルクローズ、暑い日のハーフオープン(メッシュ)、雨の日のレインカバーにより季節や天候に応じてテントの状態を選択できます。
そのほかエアコン(デュアル)、リヤクーラー、テーブルを標準装備。さらに、遮光カーテン、105Aのサブバッテリー、サイドオーニング、FFヒーター、インバーター、外部電源、後席モニター、ポータブル冷蔵庫など豊富なオプションを設定。
駐車時には全高に気をつける必要があるものの、全長4770×全幅1740×全高1980mmという扱いやすいサイズで、オンタイムとオフタイムを1台でまかなえる人気モデルになっています。オプション装備により価格は変わりますが、展示車両の価格は455万円(税抜き価格)です。なお、ベースグレードは2WD/4WD、2.0Lガソリン、e-POWERが設定されていて、ニーズに応じて選択できます。
(文/写真 塚田勝弘)