●同クラスのバンコンではオプション設定の場合が多い装備も標準装備した「Diario Van Type-1」
空前のブームを迎えているキャンプ(オートキャンプ)でも見かける多種多様なキャンピングカー。旅やアウトドアの機会が増えるほど、「いつか所有してみたい」という夢を持っている方も多いでしょう。
2019年7月20日・21日に東京ビッグサイト(青海展示棟)で開催された「東京キャンピングカーショー2019」にも幅広い世代が集結していて、キャンピングカーの人気ぶりを改めて実感させられました。数多くの展示車両の中から、最新のキャンピングカーモデルをピックアップしてお届けしたいと思います。
数あるキャンピングカーの中でも定番といえるのが「バンコン(バンコン・バージョン)」で、同ショーでも最も多く展示されていました。大小さまざまありますが、普段使いしやすいモデルが多く、しかも広いキャビンを備えているのが支持されている理由でしょう。
バンテック新潟の「Diario Van Type-1(ディアリオ・バン タイプ1)」は、日産NV350キャラバンのロング・標準幅・標準ルーフがベースで、ボディサイズは全長4695mm×全幅1695mm×全高1990mmという普段使いやすい全長と全幅が特徴。4ナンバー登録になります。
シンクや給排水タンク、冷蔵庫(20L)、電子レンジなどのキャンピング設備が標準装備されていて、大人3人、子ども2人の計5人までが就寝可能。乗車定員も前向きのリヤシートを含めた5名。
車中泊など快適に過ごせるように、断熱加工&フルトリムが施されているほか、べバスト製FF燃焼式ヒーター、140Wソーラーパネル、2000Wインバーターなど、同クラスのバンコンではオプション設定の場合が多い装備も標準化されています。
就寝時は、標準装備の収納式2段ベッドを使い、フルサイズベッド展開時には先述したように大人3人・子ども2人の計5人が横になれます(もしくは大人4人)。
ほかにも、エアコンやLED照明、遮光カーテンなどが標準装備され、オートクロージャーやアラウンドビューモニターなどの車両オプションも用意されています。展示車両の価格は486万4000円(10%税込み535万400円)です。
(文/写真 塚田勝弘)