■HOPPY 86 MCの松井 孝允選手がオートポリス3年連続ポールポジション
9月7,8日に大分県にあるオートポリスで開催の「2019 AUTOBACS SUPER GT Round 6 AUTOPOLIS GT 300km RACE」。7日土曜日にはその公式予選が行われました。
台風13号の接近で懸念されていた天候ですがオートポリスではほぼゼロというくらい影響を受けていない上に雲の切れ間から日が差し込むこともある天候となりました。午前中のフリー走行を経て14時半から開始された予選Q1。ここでトップタイムを叩き出したのは2号車 シンティアム・アップル・ロータス。
荒れた路面で知られるオートポリスでも加藤 寛規選手は1分44秒803を叩き出し、Q1、Q2を通しての4番手という素晴らしいタイムで堂々のQ1トップ通過をしました。
そして15時15分から開始されたQ2では25号車 HOPPY 86 MCの松井 孝允選手が会心の1分44秒423を記録!
SUPER GTのオートポリス戦では3年連続のポールポジションという快挙となります。
また鈴鹿、タイ、そしてこのオートポリスと今季3回のポールポジションを獲得し、今シーズンの最多ポールポジションとなっています。その喜びはピットに戻ってきたHOPPY 86 MCの松井 孝允選手の表情からもうかがい知ることができます。
300kmレースフォーマットの決勝ではタイヤ無交換作戦を敢行するなど作戦でも勝ちにこだわるチームだけに決勝の戦い方にも注目が集まります。
予選2位は52号車 埼玉トヨペットGB マークX MC。今季は富士500mileではポールポジションを獲得するなどブリヂストンタイヤを得て戦力が大幅にアップした印象のチームです。
フロントローからスタートで一気に勝負を仕掛けるか、ピットタイミングを利用してトップに躍り出るのか。こちらもどんな作戦で戦うかに興味が尽きません。
予選3番手は7号車 D’station Vantage GT3。
このチームの使うAston Martin Vantage GT3は非常に戦闘力の高いマシンでマザーシャーシ勢有利と言われるオートポリスで3番手に食い込む実力派。ノーウェイトの強みが決勝でどう生かされるのかに注目したいところです。
●GT500では17号車 KEIHIN NSX-GTがポールポジション
またGT500クラスのポールポジションは17号車 KEIHIN NSX-GT。
こちらも2位に約0.7秒差という大差をつけてのポールポジションとなっています。
路面が荒れているためにタイヤチョイスが難しいといわれるオートポリスの予選。スタートでは両クラスともに予選で使用したタイヤを使うために予選結果がそのまま決勝の順位につながるという読みがしにくいところがオートポリスの特徴ともいえます。そんな中、予選上位のチームはどんな作戦で決勝に臨むのでしょうか。
65周で競われる決勝レースは9月8日14時30分にスタートします。
(写真・文:松永和浩)