日産キューブが年内で生産終了するも、待望の新型ジュークが欧州でデビュー【新車】

●ルーフやインテリアのカラーを自由に組み合わせることも可能

また、アイコニックな丸型のLEDヘッドランプに加えて、日産お馴染みのVモーショングリルとY字型シグネチャーを組み合わせた新しいフロントマスクが採用されています。ボディカラーは、新色「フジ サンセット」が追加され、計11色を用意。

日産ジューク
新型日産ジュークのフロントビュー

インテリアでは、弱点だった後席の広さが改善しています。後席のニースペースを5.8cm、ヘッドルームを1.1cm拡大し、ラゲッジルームも約20%拡大することで422Lとするなど、実用性が大きく向上したのは朗報です。また、ダッシュボードやドアトリムに柔らかい触感の素材を採用し、ホールド性に優れるシートにはアルカンターラやレザーをオプション設定することで、高級感の演出にも抜かりはなさそう。

日産ジューク
広くなった新型ジュークのリヤシート

さらに、新たに「Nデザイングレードパッケージ」が設定され、オーナー自身の1台を作ることを可能にしています。ボディやルーフカラーの組合せやインテリアカラーの選択、バンパーやサイドシル、19インチアルミホイールの組合せが楽しめます。

日産ジューク
新型ジュークのフロントシート

走りも磨かれているようです。全長、全幅、全高を拡大し、キャビンをより広く快適にながら、23kgの軽量化を実現したとしています。また、高張力鋼板の使用などによりプラットフォームの剛性をあげ、ジュークならではのスポーティさと俊敏さにさらに磨きをかけ、より優れた走りが得られるそうです。

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新型ジュークのインパネ

搭載されるエンジンは、1.0Lの3気筒直噴ターボエンジンで、グレードによって6速MTと7速デュアルクラッチトランスミッション(DCT)が組み合わされます。7速DCTには、パドルシフトとドライブモードセレクター(エコ、スタンダード、スポーツ)が装備され、道路環境やドライバーの好みに合わせてエンジン特性や変速特性を変更することができます。

安全、運転支援機能も充実。高速道路の単一車線でドライバーを支援する「プロパイロット」が搭載されるほか、歩行者や自転車を認識する「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」や、道路標識を認識して車速を調整する「インテリジェント スピードアシスト」、車線逸脱を防止する「インテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)」のほか、「RCTA(後退時車両検知警報)」や「BSW(後側方車両検知警報)」など多くの安全技術が用意されています。

日産ジューク
新型ジュークには、「NissanConnect」インフォテインメントシステムが搭載される

コネクティビティも充実しています。新しい「NissanConnect」インフォテインメントシステムが搭載され、「AppleCarPlay」や「Android Auto」を使用して、お気に入りのスマホ・アプリを8インチのタッチスクリーンに表示することが可能。また、車載Wi-Fi機能を使い、パソコンやタブレット端末を接続することもできます。

また、「NissanConnect Services」アプリにより、スマホを使ってクルマから離れている場所からクルマのドアロック状態を確認したり、ドアのロック、アンロックを行ったりすることも可能。さらに、ドライブ前にタイヤの空気圧やエンジンオイルのレベルを確認することもできます。オーディオでは、「Bose Personal Plus」サウンドシステムが注目。ヘッドレストを含む8個のスピーカーが搭載され、高音質な音楽を聴きながらドライブを楽しむことができます。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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