●ポルシェのフルEV「タイカン」とプラットフォームを共有
アウディの2ドア・スーパスポーツ「R8」の次期型は、電動スーパーカーメーカー「リマック・アウトモビリ」社(以下リマック社)と提携し、フルEVモデルとして発売される可能性があることがわかりました。
同社は、5月に行われた年次株主総会において「R8」次期型のパワートレインを電動化することを検討すると発表、ブラム・ショット会長は「次期R8のパワートレインに、内燃機関は必要なのか、R8自体がアウディの今後のビジョンに合っているのか、我々は議論していく」と語っていました。
つまり内燃機関を継続か、電動化か、あるいはR8が消滅の可能性もあると示唆しているようにもとれます。しかし英「Car Magazine」の最新情報によると、R8の後継モデルが存在することを確認。次期型はリマック社に力を借りてフルEV「RS e-tron」としてデビューするといいます。
リマック社は2018年、ポルシェから出資を受け、リマック社の10%株式をポルシェが取得しています。高電圧バッテリー技術と電動パワートレインに関するノウハウを持っているリマック社は、3月のジュネーブモーターショーにてEVハイパーカー「C_Two」を発表して注目を集めました。
アウディは既にポルシェと提携しており、R8次期型には「タイカン」と「J1」プラットフォームを共有し、最新式ソリッドステートバッテリーを搭載。各車輪に4基のモーターを搭載、最高出力938psを発揮し、0-100km/h加速は2.5秒、1回の充電による航続は300マイル(480km)のパフォーマンスが期待できるといいます。
ワールドプレミアは2023年か2024年になると予想されています。
(APOLLO)