「鈴鹿10時間 耐久レース」に3台のAudi R8 LMSが参戦。「RSモデル誕生25周年」記念プロモーションも実施

●サポートレースの「Audi Sport R8 LMS Cup」も併催される鈴鹿10時間 耐久レース

Audi Sportは、2019年8月25日に開催される「鈴鹿10時間 耐久レース」に、3台のAudi R8 LMSが参戦すると発表しました。

2016年から開催されている「インターコンチネンタルGTチャレンジ (IGTC)」 。今年は、これまでになくスリリングな展開になっていて、これまでに開催された3戦では、すべて異なるドライバーが優勝。

ポイントランキングには、数多くのチームとドライバーが名を連ね、熾烈なタイトル争いが繰り広げられ、アウディはランキング上位で戦っています。

アウディR8 LMS
「鈴鹿10時間 耐久レース」に参戦するアウディR8 LMS

Audi Sport customer racing (カスタマーレーシング)の統括責任者であるクリス・ラインケ氏は「鈴鹿では、数多くの熱狂的な耐久レースファンの前で、素晴らしいパフォーマンスを披露したいと思っています。今回のレースでは、マシンの外観も見どころの一つとなっています」とコメント。

アウディスポーツ
Markus Winkelhock, Kelvin van der Linde, Christopher Haase

ドライバーズランキングでは、クリストファー・ハーゼがトップと12ポイント差で4位につけています。すぐ下には、わずか1ポイント差でAudi Sportドライバーのフレデリック・フェルヴィッヒ(ベルギー)が続いています。

鈴鹿10時間耐久レースは、昨年度からIGTCカレンダーに追加されていて、デビューレースでは「Audi Sport Team Absolute Racing」が表彰台を獲得。

中国から参戦しているこのチームは、今年もAudi R8 LMSでレースに臨みます。インゴ・マッターとファビエン・フィオール率いる同チームのドライバーは、昨年同様にドイツ人のクリストファー・ハーゼとマルクス・ヴィンケルホック。さらに、同じドイツ人のAudi Sportドライバー、クリストファー・ミースが加わって、耐久レースを戦います。

ヴィンセント・フォッセ率いるベルギーのチーム・Audi Sport Team WRTもAudi R8 LMSで参戦。ドライバーは、今年のニュルブルクリンク24時間レースで優勝した2人のベルギー人、ドリス・ヴァンスールとフレデリック・フェルヴィッヒです。さらに、南アフリカ人のドライバー、ケルビン・ファン・デル・リンデがチームメイトとなってポイントの獲得を目指します。

アウディR8 LMS
Audi R8 LMSの25号車

この2台のレースカーには「RSモデル誕生25周年」をテーマにしたプロモーションが施されています。「Audi Sport Team WRT」のAudi R8 LMSは、記念のロゴとカーナンバーの25に加え、歴代のRSモデルに共通する伝統のイメージカラー、ノガロブルーをまとっています。

アウディR8 LMS
Audi R8 LMS の21号車

3台目は「Audi Team Hitotsuyama」のAudi R8 LMS。SUPER GTシリーズにフル参戦しているこのチームは、昨年同様、ホームレースとなる鈴鹿10時間耐久レースにスポット参戦します。

昨年のレースでは、リチャード・ライアン(英国)、富田竜一郎(日本)、アレッシオ・ピカリエロ(ベルギー)のトリオで予選9番手を獲得、レース序盤では3番手を走行し、最終的には8位でフィニッシュ。

今年もこの3人のドライバーでレースに挑みます。カーナンバーは昨年と同じ21です。

さらに、サポートレースとして「Audi Sport R8 LMS Cup」も開催されます。今年で8年目を迎え、R8 GT3レースカーを使用する唯一の世界的ワンメイクレースは、今シーズン開催される全5戦のうち第4戦として開催されます。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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