見た目は同じ、だけど性能が段違いの中古車たち(6種類×2台)。「レッドバロンの譲渡車検車はどっちでしょう!?」

■レッドバロンの譲渡車検とは?

●8項目の厳しい検査から成るレッドバロン独自の安全基準

これまでもたびたび登場した当企画のキーワード『譲渡車検』。これは中古車を購入するユーザーのために、レッドバロンが採用する独自の安全基準で、8種類の厳しい検査にクリアした車両を「譲渡車検付き中古車」として認定するもの。中古車では考えられないほどの安全と安心を約束してくれるのです。

譲渡車検ステッカー
(レッドバロンで販売される譲渡車検付き中古車にはこの「譲渡車検ステッカー」が貼付されます。同社の技術を結集した、安心と安全を証明するものです)

●8項目の検査内容をチェック

その1『フレームが安全であること』
オートバイの土台とも言える重要なフレームですが、明確な安全基準や修理の記録などのルールがありません。そこで『コンピュータ総合診断機ACIDM(アシダム)』を導入し、ホイールアライメントの検査を実施。フレームに問題がないことをチェックします。
フレームが安全であること

その2『リコール未実施項目がないこと』
メーカーによる設計や製造段階の不具合を修正するリコールですが、中古車の場合、未対策の状態で販売されているものも少なくありません。レッドバロンではすべてのリコール情報を確認したうえで未対策車には必ず実施してから販売しています。
リコール未実施項目がないこと
(リコール対策済みの車両に貼られる自動車安全協会のステッカー)

その3『部品調達が可能であること』
メーカーの部品在庫義務期間は生産終了から約7年間。それ以降は部品供給が難しくなる場合が多々あります。そのため、レッドバロンでは約4000台分、77万点にものぼるパーツを細かく保管。これにより最長3年間の修理保証をつけて販売しています。
部品調達が可能であること
(巨大な倉庫に整然と並ぶ在庫パーツ。すべてデータベースで管理され、必要なパーツがすぐに取り出せます)

その4『基幹部品に異常がないこと』
独自の分解整備記録簿に基づいた、84項目もの点検を実施することで、バイクの基本である「走る・曲がる・止まる」に関わる問題がないかを入念にチェックします。法令車検よりも詳細なこの点検は、車検適応外の250cc以下のバイクにも実施されています。
記録簿
(こちらが検査項目の記録簿。分解しないと確認できない検査項目が盛りだくさん)

その5『スピードメーターに異常がないこと』
メーターの巻き戻しといった不正表示や、速度表示に異常がないかも確認されます。法令車検では40km/hのみの測定ですが、アシダムでは40km/hと80km/h時の誤差を測定。より高い基準で車両の品質を保っています。
ASIDMの計測画面
(こちらがアシダムの測定画面。正確な誤差情報を診断しています)

その6『違法改造箇所がないこと』
レッドバロンではカスタムされた車両の販売も行っていますが、それらはすべて保安基準をクリアしているかをチェック済み。ウインカーの取り付け位置、ヘッドライトの光量やハンドル幅といった細かい箇所はもちろん、近年明確化されたナンバープレートの表示義務などにも対応し、違法改造を徹底排除しています。
違法改造箇所がないこと

その7『必要書類がそろっていること』
個人売買でトラブルに発展することが多いという書類の不備。車検証、軽自動車届出済証、自賠責保険、排出ガス試験結果証明書など、必要書類の有無も販売前に厳密にチェックされます。バイクを所持・走行するのに必要なこれらの書類がそろっているのも安心の源です。
必要書類がそろっていること

その8『装着マフラーが適法であること』
近年厳しくなる排気ガスや騒音に対する規制。中古車の場合、マフラーが社外品に変更されていることも多々ありますが、レッドバロンでは装着マフラーが規制をクリアしているかも厳密にチェックしています。それに伴い社外マフラーを装着している車両には「排出ガス試験結果証明書(ガスレポ)」も付属します。
装着マフラーが適法であること

●他にもあります! レッドバロン品質を支えるキーワード

・ACIDM
20年以上も前からレッドバロンの安全基準を守る自社開発のコンピュータ総合診断機。レポートには、パワーチェックグラフや、アライメントチェック、ブレーキチェック、スピードメーターチェックなどの診断情報が分かりやすく表示されます。勘や経験に頼りがちなバイクの整備ですが、アシダムを使用すれば車両の状態を素早く、より的確に把握できるのです。
ACIDM

ACIDMの結果シート

・修理保証
メーカーの部品在庫義務期間が過ぎた年式の古い中古車でも安心して乗り続けられるよう、パーツ供給を含めた修理体制の維持を保証(最長3年間)しています。そのため、本社工場では約4000車種、約77万点ものパーツを在庫管理。25年以上かけて培った修理技術の結晶とも言えるサービスです。
修理保証

・加修
修理保証の要となる中古パーツを供給するために、メーカー基準の修理や再生を施すことをレッドバロンでは加修と呼びます。パーツの内部に破損があると、アッセンブリー交換となり、コストも高額になってしまうことがあります。しかしレッドバロンでは高い加修技術により壊れたパーツの一部を修復することでリーズナブルにパーツ本来の機能を回復させているのです。
加修
(写真はタンクの加修。ヘコミを引き出し、塗装することで新品同様の美しさに仕上げます)

・本社工場
愛知県岡崎市にあるレッドバロンの巨大な本社工場は、解体ラインやアシダムによる診断、ダメージ車両の管理、パーツの保管庫などの機能を備えたまさに中枢部。全国から集められたダメージ車両はここで必要に応じてバラされ、高品質な中古パーツとして再生し、修理保証制度をバックアップしています。
本社工場・全景

本社工場・内部