二輪専門の教習所で大型免許を取っていくこの企画。今回は実際に入校し、教習を受けてきました!
大型を取るのってどれくらい大変でどんな内容なのか、レポートしていきます!
セパルでは教習中プロテクターを付けるという決まり。胸部、背中、肩、肘のプロテクターを貸し出しています。確かに未体験の排気量を乗りまくるわけなので、安全装備は大切。
ちなみにヘルメットも貸し出しているので手ぶらで教習というのも可能。大型でも使える基準のヘルメットであれば自分のヘルメットも使用可能です。
唯一気をつけなければいけないのが靴。スニーカーでも教習は受けられますが、縁石に足を挟んだり転倒時での足首の保護ために、くるぶしが隠れるバイク用のシューズやブーツがおすすめです。
車も普通二輪免許も同じですが、入校して一番最初の教習からいきなり乗ります。教習車はHondaのNC750。初めはセンタースタンドのかけ方や倒れたバイクの引き起こしなど、基礎的練習。
これをクリアすれば次は発進、停止と順序は追っていますが、結構展開が早いイメージでした。日常で250,400クラスを頻繁に乗っている方なら問題なく運転できると思います。
教習は順調に進み、一本橋の練習へ。超低速でバイクを運転する機会って実際あんまり無いので10km以下でノロノロ進むのが結構難しい…。教官と横並びになって教えてくれるんですが、練習しているうちに教官から「足付いたら負けね」と超低速バトルへ突入。
想像では接戦になって「お前、やるじゃねえか」みたいな展開を期待していたんですが、いざ始まってみるとどう頑張っても教官より先に進んでしまう…。
意地になって頑張ってみたものの、限界が来て足をついてしまいました。教官はどうしてるのかと振り返ると…
と、止まってやがる…! バイクのトライアルを見たことある人ならわかると思うんですが、バイクはほとんど移動せず、跨ったままバランスを取り続けていました。
冷静にこれができなきゃ勝てるわけがない…。その後より詳しく教えてもらって超低速のコツは掴めましたが、振り返ったときの衝撃は今でも忘れません…。
セパルに通ってみて思ったのは教官と教習生の近さ。バイクの運転に関することならいくらでも教えてくれるので、わからないことは遠慮なくガンガン聞きまくりましたが、毎回丁寧にわかるまで教えてくれます。
たくさん話してると自然と教官とも仲良くなり、和やかムードで教習が進みます。しかしあれだけいる教習生の中で短期間しかいない教習生の名前と以前話したことまで覚えてるのは純粋に凄い。
教官といいコミュニケーションを取れる教習でした。
教習って第一段階、第二段階と別れているんですが、第一段階は最短で5時限。最後は見極めと言ってこれまで教えたことが身についているのか教官に審査されます。実は僕にとってここが最大の難関でした…。
見極めでは最初にコースを指定され、そのとおりに走りながら一本橋やスラローム、坂道発進など一通りやっていきます。
しかし、全くコースが覚えられない。バイクでわからない道を走る時は毎回スマホナビに任せているので、体で道を覚えてないと途中で忘れてしまう…。
結局コースを間違いまくり、4回目辺りから教官は呆れ顔ではなくゾッとした顔をしてましたが、技術的には問題なかったのでなんとかクリア。コース間違いは評価に影響しないそうですが、あの時間に付き合ってくれた教官には申し訳なかったと思ってます。
教習の第一段階ではバイクの基礎的な乗り方や操る方法などを見直し、正しくしていくのがメイン。普通自動二輪の振り返り、といった感じですが、意外と忘れていたり実は間違っていたことなど結構役立つ知識を教えてくれました。
実際普段バイクに乗っている方なら「知ってるよそんな事」と思うこともあるかもしれませんが、大型教習は二輪免許の最終地点。これ以上はもうバイクの教習を受けることは無いので、わからないことや不得意な部分は全部教えてもらったほうが絶対得!
免許をもらうための教習、ではなく大型に乗っても今まで以上に上手く、全然にバイクに乗れるようにするための時間です。ここまでで第一段階が終わり、次回は第二段階!
今まで触れることのなかったライディングの応用編です!
(ライター:佐藤 快/Moto Be 20代にバイクのライフスタイルを提案するWEBマガジン)
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