■旧型NSXの約20%を占めたという人気イエローカラーが2020年モデルで復活
日本のホンダ・ホームページでは『2019年モデルの販売は終了いたしました。』と記されているNSX。2020年モデルの登場が待ち焦がれるところですが、一足早くNSXの生産国であり、メインマーケットであるアメリカで2020年モデルが発表されました。
基本的なメカニズムの変更はなく、新色「インディ イエロー・パール」の設定が進化ポイントとなっています。
仕向け地によっては「スパ イエロー」とも呼ばれたイエローパールは、先代NSXにも設定されていたボディカラーです。
ホンダの発表によれば1997年から2003年の時期において約20%のオーナーに選ばれた人気カラーだったそうです。その「インディイエロー」が復活というわけです。
なお、2020年モデルNSXのアメリカにおけるメーカー希望小売価格は、15万7500ドル。インディ イエロー・パールは1000ドル高のプレミアムカラーとなっています。
そのほか、2020年モデルをオーダーすると、アメリカ・オハイオ州にあるNSX専用工場「PMC(パフォーマンス・マニュファクチャリング・センター)」や専用のV6ツインターボエンジンを組み立てているファクトリーをマンツーマンで見学できるスペシャルプログラムも用意されるということです。
V6ツインターボと3つのモーターを組み合わせたパワートレインは、ハードウェアとしても唯一無二のエクスペリエンスがありますが、さらに納車前から特別な体験ができるよう工夫されているのもスーパースポーツらしい進化といえるのではないでしょうか。
(山本晋也)