【SUPER GT 2019】表彰台、ポイント獲得とModulo勢にとって大きなターニングポイントとなった富士500mile(PR)

ニュースペックタイヤ導入で待望のQ2進出を果たした64号車

GT500の64号車 Modulo Epson NSX-GTは第3戦鈴鹿以外すべてポイントを獲得しているしぶとさが特徴です。

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しかし今シーズンのこれまでの予選ではすべてQ2進出ならずという結果でしたが、この富士では一味違います。

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牧野任祐選手が予選Q1を1分29秒287というタイムでQ2へ進出。これまでトップとのタイム差が1秒以上ありましたが、今回は0.3秒程度。「ダンロップが用意したニュースペックタイヤがかなりいい」と牧野選手が語るように、これまでModulo Epson NSX-GTの欠点とされてきたタイヤが大幅にリニューアルしたのです。

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予選Q2ではナレイン・カーティケヤン選手がアタックラップに入る直前に17号車 KEIHIN NSX-GTがTGRコーナーでクラッシュし赤旗中断からの予選終了で思うようなタイムを更新できずに終わっています。

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結果的には予選7番手からのスタートとなったModulo Epson NSX-GT。スタートドライバーは牧野選手。

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その牧野選手はスタートから快調に飛ばし、5周目までにはなんと3位まで浮上します。

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その後、ナレイン選手がGT300マシンと接触するなどしてドライブスルーペナルティーとなるなどでポジションを落としてしまいますが、他のライバルチームが続々とクラッシュ、出火などでセーフティーカーが入るような状況となってもしぶとく走りきります。

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結果は10位とこれまでとはあまり変わらないように見えますが、そのポテンシャルの大幅なアップは残り3戦で大きな期待を抱くに充分なのではないでしょうか。

次戦は9月7、8日に大分県オートポリスで開催の「2019 AUTOBACS SUPER GT Round 6 AUTOPOLIS GT 300km RACE」。まだまだ暑い季節の九州ですが「路面温度が高いほうが安定する」と牧野選手が語るニュースペックタイヤのModulo Epson NSX-GTに注目です。

(写真・文:松永和浩)

【関連動画】

Modulo 2019 SUPER GT Round 5 FUJI GT 500mile RACE 予選ダイジェスト

Modulo 2019 SUPER GT Round 5 FUJI GT 500mile RACE 決勝ダイジェスト

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この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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