大混戦となったGT300は#87 T-DASH ランボルギーニ GT3がJLOCとして5年ぶりの優勝!【SUPER GT 2019】

■2位は#52 埼玉トヨペットGB マークX MC、3位には#34 Modulo KENWOOD NSX GT3

8月4日、夏晴れの空の下、スーパーGT第5戦決勝が、静岡県は富士スピードウェイにて開催されました。

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決勝直前のフリー走行で、走行車両からタイヤが外れるアクシデントのため一時赤旗中断となったため、定刻より10分遅れで決勝レースがスタート!

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オープニングラップでは予選3番手からスタートした#360 RUNUP RIVAUX GT-R 青木 孝行選手がクラストップで戻ってくるものの、12周目には予選2番手スタートの#25 HOPPY 86 MC 松井 孝允選手に、そして18周目にはポールポジションから順位を落としていた#52 埼玉トヨペットGB マークX MC 吉田 広樹選手にオーバーテイクを許してしまいます。

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序盤はこの3台を#61 SUBARU BRZ R&D SPORT 山内 英輝選手らが追いかける展開となります。

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79周目にGT500のアクシデントにより導入されたセーフティカー(以下SC)が解除されると、#4 グッドスマイル 初音ミク AMG 片岡 龍也選手や#7 D’station Vantage GT3が順位を上げてきます。

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更に、序盤で規定ピットを他車よりも1回多く消化していた#87 T-DASH ランボルギーニ GT3が予選10番手から、他車のピットインにより労せず順位を上げ、121周目にはクラストップに立ちます。その直後の125周目にはピットストップによって順位を一時的に落としますが、規定ピットストップのためにピットインしていくライバルをよそ目に着実に周回を重ね、日没規定により18時40分に163周でトップチェッカーを受け、JLOCとしては2014年第4戦のSUGO大会以来5年ぶりとなる優勝を飾りました。

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2位にはポールポジションからスタートした52号車、3位には終盤NSX-GT3同士の戦いを制した#34 Modulo KENWOOD NSX GT3が入りました。

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87号車はこの優勝により一気にポイントランキング4位に浮上、ランキングトップとは7.5ポイント差となり、残り3戦次第ではタイトル獲得も現実的な位置につけることになりました。

混沌としてきたGT300チャンピオン争いも、残り3戦を残すのみ。次戦は1ヶ月後の9月7日〜8日、九州は大分県のオートポリスにて開催されます。

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