【SUPER GT2019】真夏の富士500mile、GT300予選は埼玉トヨペットが初ポールポジション!

8月3〜4日に富士スピードウェイで開催中のSUPER GT第5戦『FUJI GT 500mile RACE』。その予選が8月3日の14時50分から行われました。

予選を制したのは52号車 埼玉トヨペットGB マークX MC。チーム創設以来初のGT300クラスポールポジションを獲得しました。

ノックアウト式で行われた予選。Q1を1分37秒521のトップタイムで1位通過したのはタイでラストラップまで首位を守っていた56号車 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R。

Q2では10分の走行時間の残り3分ほどで各チームがアタックを本格化。61号車 SUBARU BRZ R&D SPORTが1分37秒652で37秒台に入れると25号車 HOPPY 86 MCが1分37秒394でトップに!

しかし埼玉トヨペットGB マークX MCの吉田広樹選手が1分37秒320を叩き出します。ここでトップタイムとなった埼玉トヨペットですがチェッカー間際にはさらにダメ押しの1分37秒316というタイムポールポジションを獲得しました。

午前中のフリー走行でもトップタイムをマークしていたものの、Q1では計器類のすべてが表示しなくなるというトラブルが発生。脇阪薫一選手はそれでもギリギリでQ1を突破し、GT500クラスのQ1の最中に修復をして臨んだというQ2で見事にポールポジションを獲得したのです。

Q2を担当した吉田広樹選手は人生で初のSUPER GTでのポールポジション。

そしてチームにとっても創設以来のSUPER GTポールポジションとなりました。

デビュー戦の2017年開幕の岡山では3周でリタイアという苦汁をなめながらも参戦し続け、今年の開幕戦岡山では初の表彰台、そして今回の初ポール。着実に実力をつけつつあるのが埼玉トヨペットGB マークX MCなのです。

なお予選2位は HOPPY 86 MC、3位には360号車 RUNUP RIVAUX GT-Rが入ります。フロントローがマザーシャーシマシンというラインナップとなりました。

GT500クラスは、Q1とQ2の両方を制したNo.23 MOTUL AUTECH GT-Rが今季3度目のポールポジションを獲得。

ラスト2分を切ったところで MOTUL AUTECH GT-Rが1分28秒519でトップに躍り出ます。その直後を追いかけるようにアタックをしていた17号車 KEIHIN NSX-GTが1分28秒747の2番手タイムを叩き出します。しかしその直後のTGRコーナーでクラッシュ。赤旗提示により予選が終了となります。

その赤旗でMOTUL AUTECH GT-Rのポールポジションが確定。

予選2番手は3号車 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R。フロントローは2台ともミシュランタイヤのGT-Rとなりました。

予選3位は19号車 WedsSport ADVAN LC500となっています。

決勝レースは8月4日の13時30分にスタート。500mileつまり800㎞という今シーズンのSUPER GTでは最長のロングディスタンス。いったいどんなドラマが生まれるのでしょうか?

(写真・文:松永和浩)

この記事の著者

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松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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