【バイクの魅力】バイクに乗り始めた理由は?「安くて速いから」ケース2(24歳/motobeライター)

●バイクにハマった人間は、バイクから離れられない

ライダーに「バイクに乗り始めた理由」を聞く企画の2回目です。今回は、MotoBeで主にレースの記事を担当している駒月を紹介していきます。

僕は幼稚園くらいの時からずっと4輪が好きで、車のゲームで車を楽しみながらずっと育ってきました。だから2輪に興味を持ったのは大学に入ったすぐの頃とかなり遅め。

HondaのS2000かシビックTypeRに乗りたかったけど、めっちゃ金がかかる現実を知り、それでもスピードが欲しかったから仕方なくバイクでも乗るか…というノリで教習所に通い、ズブズブとバイクにハマってしまいました。

そしてどうせなら速いのに乗ろうと心に決め、購入したのはSuzukiの隼(2012年製)でしかも新車。当時の自分に「その半分の排気量で十分すぎるぞ」と何度声をかけたいと思ったことか…。

隼を手に入れてからはツーリングをたくさんしてたけど、半年くらいしたらツーリングをかったるく感じてきちゃって。

直線で○○○キロ出してもなぜか全然面白くないし、他人と速度を合わせてどこかへ行くなんて、自由なはずのバイクの醍醐味が台無しって思いました。

そんな時、家から15分ほど山に入ったところで峠を発見し、峠を走る楽しさを味わってしまい、時間が有り余ってる大学生だった僕は週3,4日峠に篭ることに。

RVF400を増車してからはむしろ最高速がどうでもよくなって、いかにコーナーに速く突っ込み、タイヤを上手く使って速く走るかしか考えられなくなってました。

なによりマシンが驚くほど軽快で、フルバンクの状態でスロットルを100%開けても何も怖くない。

この頃からようやくマシンを自分で操るという楽しさを覚え、だからこそひとつでも入力をミスったら谷底へ…という緊張感がたまらなくなっていました。

友人から何度も「峠危ないしサーキット行けよ」と言われ、正直なところ「なんで走るのに金かけなきゃいけないんだよ」と思っていましたが、実際に行ってみると、もう楽しすぎて狂うかと思いました。

峠では「アイツよりは速い」とか「アイツにはもうちょっとで追いつける」とか、結局なんとなくで勝負をしているんですが、サーキットは明確にタイムとして速さを知ることができます。

0.1秒でさえ負ければ悔しいので、これまで一緒に峠を走っていた友人たちとさらにバチバチやりあうことになるのでした…。

スピード(≒命を落とす危険)を感じてないと何か物足りないと思うまでバイクにハマった人間は、当然バイクから離れられないんだなと感じています。これまで僕はバイクを超える快感を味わったことがないので、体が動かなくなるまであの刺激を求め続けるんだと思います。

でも、テキストでは伝えられないほどバイクは面白い、絶対に面白い。

この企画では様々な人の「バイクに乗り始めた理由」を紹介していきます。次回も若いライダーをピックアップしていくのでお楽しみに!

(ライター:駒月麻顕/Moto Be 20代にバイクのライフスタイルを提案するWEBマガジン

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