【新車】日産・セレナがマイナーチェンジ。ダブルVモーショングリルでリッチな雰囲気に変身

●「全方位運転支援システム」を全車に標準装備した新型セレナ

2019年8月1日、日産自動車の人気ミニバンのセレナがマイナーチェンジを受けました。

1991年に発売されたセレナは、トヨタ・ノア/ヴォクシー/エスクァイア、ホンダ・ステップワゴンなど、5ナンバーサイズを基本(3ナンバーもあり)としたBOX(箱型)ミニバンで、現行セレナは5代目。

日産セレナ
日産セレナの外観

室内の広さや、乗り降りのしやすさ、スライドドアやバックドアの開閉のしやすさ、多彩なシートアレンジなどがファミリー層などから支持を受けていて、2018年2月に追加された100%電動駆動のパワートレーン「e-POWER」や運転支援技術の「プロパイロット」搭載車も人気を集めており、2018年度(2018年4月~2019年3月)の国内販売では、ミニバンの販売台数でナンバー1を獲得しています。

今回のマイナーチェンジでは、アダプティブLEDヘッドライトシステムまたは、ハイビームアシスト(グレード別設定)、インテリジェントエマージェンシーブレーキ、標識検知機能(進入禁止標識検知、最高速度標識検知、一時停止標識検知)、踏み間違い衝突防止アシスト、インテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)+ LDW(車線逸脱警報)、インテリジェントBSI(後側方衝突防止支援システム)+ BSW(後側方車両検知警報)、RCTA(後退時車両検知警報)からなる「全方位運転支援システム」が全車に標準装備されています。

日産セレナ
日産セレナが先進安全装備を全車標準化

「踏み間違い衝突防止アシスト」が標準化されことで、全車が「セーフティ・サポートカーS ワイド」該当車になりました。「プロパイロット」もアップデート。ドライバーのストレスをさらに軽減するため、下り坂での設定速度保持や、よりスムーズな減速を可能とするブレーキ操作などが可能になったそう。また、ワイパー作動時の機能向上も図られています。

さらに、今回のマイナーチェンジでは、デザインも一新。特徴的な「ダブルVモーショングリル」をはじめ、クロームを贅沢にちりばめた宝石のようなグリルパターンなど、高級感のある押し出しの強いフロントマスクや、縦長のリヤコンビランプがハイウェイスター専用パーツとしてデザインされています。また、「セレナ」e-POWERには、新たに16インチアルミホイールが設定され、よりダイナミックで存在感のある足元になっています。

日産セレナ
プロパイロット走行時のブレーキ制御を改良

ボディカラーは、セレナの新しい夜明けに相応しい「朝日」をイメージしたという「サンライズオレンジ」と、より精悍でスポーティな印象の「ダークメタルグレー」の新色2色を追加。4つの2トーンカラーを含め、全14色展開となっています。2トーンカラーは、ルーフの色をすべてダイヤモンドブラックに統一することで、スタイリッシュかつスポーティな印象に仕上げられています。

日産セレナ
日産セレナのインパネ

価格帯は、2.0Lガソリンの2WDが2,399,760円〜2,508,840円。2.0L+モーターのスマートシンプルハイブリッドの2WDが2,529,360円〜3,168,720円、4WDが2,687,040円〜3,292,920円。発電用1.2Lエンジン+モーターを積むePOWER(2WDのみ)が2,943,000円〜3,657,960円です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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