横浜ゴム「GEOLANDAR X-AT」が新登場。オフロードチューニングやドレスアップ向けのSUV・ピックアップトラック用タイヤ

●世界中で高まるSUV、ピックアップトラック人気に応える「X」シリーズの新タイヤ

ヨコハマタイヤの「GEOLANDAR(ジオランダー)」といえば、SUV・ピックアップトラック用タイヤを代表するブランドのひとつ。

2019年7月23日、横浜ゴムは「GEOLANDAR X-AT」を2019年9月から発売すると発表しました。発売サイズは、35×12.50R20 LT 121Q~LT265/75R16 123/120Qの10サイズで、価格はオープン。

GEOLANDAR X-AT
GEOLANDAR X-AT

新商品の「GEOLANDAR X-AT」は、オンロードでの快適性を確保しつつ、オフロードチューニングやドレスアップを楽しむユーザー向けに開発されたタイヤ。オフロード感あふれるアグレッシブな外観や優れたオフロード性能に加えて、オンロードでの快適性や環境性能を両立したとしています。位置づけとしては、既存のオールテレーンタイヤ「GEOLANDAR A/T G015」とマッドテレーンタイヤ「GEOLANDAR M/T G003」の中間に位置する新カテゴリー商品となっています。

デザイン面では、特徴的なブロックが組み合わされたアグレッシブブロックパターンが目を惹きます。さらに、トレッドデザインをサイドウォール上部まで伸長させ、存在感を一段と高めるとともにタイヤ両側のサイド部でそれぞれ異なるデザインが採用され、好きなデザインを車両外側に装着できるデュアルサイドブロックデザインとしたのもトピックス。

性能面では、トレッドに施されたサイプと細溝のコンビネーションがウェット路面や滑りやすいオフロード路面で高いトラクション性を発揮するそう。また、ショルダー部の横溝とセンター側の縦溝に配されたストーンイジェクターが泥や石噛みによるダメージを緩和。

コンパウンドにはトリプルポリマーが使われていて、耐摩耗性能と耐カットチッピング性能を確保。また、接地性の高いワイドトレッドデザインや高剛性3プライ構造などにより、操縦安定性や耐サイドカット性能を高めたとしています。

横浜ゴムでは世界中でSUV、ピックアップトラックの人気が高まる中、「GEOLANDAR」シリーズの新商品投入を加速させています。「GEOLANDAR A/T G015」「GEOLANDAR M/T G003」のほかに、中・大型SUV向けハイウェイテレーンタイヤ「GEOLANDAR H/T G056」、都市型クロスオーバー/中・小型SUV向けタイヤ「GEOLANDAR SUV」を販売しています。

GEOLANDAR X-AT
GEOLANDAR X-ATの発売サイズ

また、SUV、ピックアップトラックユーザーのさらなる幅広いニーズに対応するタイヤとして、エクストラ・エクストリームを表す「X」を冠した商品が展開されていて、今回発売される「GEOLANDAR X-AT」に加え、昨年より趣味性を高めたエクストリームマッドテレーンタイヤ「GEOLANDAR X-MT」、2019年4月にはハイパフォーマンス・クロスオーバーSUV向けハイウェイテレーンタイヤ「GEOLANDAR X-CV」が投入されています。

同社では、既存4商品に「X」シリーズ3商品を加えた7商品で拡大する市場ニーズに対応していくとしています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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