トヨタ・スープラに「GRMN」設定へ! 385馬力発揮で2021に登場か?

●ライバルは「ケイマンGT4」。徹底した軽量化と専用エンジンで武装

トヨタは、新型「スープラ」の最強モデルとなる「GRMN」を開発していることを発表していますが、その詳細を入手するとともに、予想CGを制作しました。

現在スープラは、2.0リットル直列4気筒搭載「SZ」(価格は490万円)と同エンジン搭載「SZ-R」(590万円)、3.0リットル直列6気筒搭載「RZ」(690万円)がラインアップされており、トップグレード「RZ」は予約スタート直後に完売する人気を誇っています。

このラインアップに、最強モデルとなる「GRMN」が追加されます。「GR」シリーズはベーシックなスポーツモデル「GRスポーツ」、よりスポーツ性を高めた「GR」、そして頂点に「GRMN」の3段階で構成されており、GRMNはエントリースポーツ「86」を始め「マークX」や「ヴィッツ」にも設定されています。

スープラはもともとポルシェのエントリースポーツ、「ケイマン」をベンチマークとして開発されているため、GRMNでは「ケイマンGT4」を標的にするはずです。

GRMNでは、カーボンファイバーによる徹底した軽量化が図られ、専用のパーツが多用されます。兄弟車であるBMW「Z4」は頂点に「M40i」を設定、最高出力385psを発揮する3.0リットル直列6気筒ターボエンジン搭載していますが、このエンジンを移植して同様のパワーを発揮するでしょう。「Car And Driver」誌の調べでは、スープラ「RZ」が「M40i」より優れた加速を発揮すると発表しており、これが事実なら圧倒するパフォーマンスとなりそうです。

今回は情報を元に予想CGを制作しました。GRスープラをベースに、より攻撃的なスポーツ性をイメージしたデザインです。

フロントダクト部分全体が前面に伸ばされ、それに伴いライトから繋がるサイドダクトも一体化、押し出し感がアップされると思われます。サイドは、フロント、リアタイヤハウス部分を多少張り出し迫力アップ。また立体感と空気の流れを整えるためにドア部分により凹み加えたデザインも予想されます。他にはレーシーなリヤウイング、大型アンダースポイラー、また、ボンネット、屋根、トランク部分はブラックで統一し精悍さをアピールし全てカーボンで武装される可能性もあります。

気になる価格は「RZ」より100万円ほど高い790万円程度が予想され、ワールドプレミアは、最速で2020年後半、発売は2021年となりそうです。

(APOLLO)

この記事の著者

APOLLO 近影

APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
続きを見る
閉じる