【G20大阪】アメリカ・トランプ大統領、ロシア・プーチン大統領、中国・習近平国家主席の「専用車」を紹介!

■ロシア・プーチン大統領の「アウルス・セナート」

アメリカ、中国と並ぶ超大国のロシア連邦。現在4期目を務めるウラジーミル・プーチン大統領。ハーレーダビッドソンからF1までドライブし、柔道の黒帯を持つ存在感・行動力ある大統領です。そんなプーチン大統領は、2013年に国営機関「NAMI(中央自動車エンジン科学研究所)」を中心にした国家プロジェクトとして自国開発生産の高級車と自身の専用車の開発を指示。自らハンドルを握って開発チームと密な連携し、昨年のモスクワモーターショー2018で新ブランド「アウルス」のファーストモデル「セナート」を発表しました。

無駄のない機能美あふれるデザインは、正に「質実剛健」でロシアらしい高級車です。今年発売予定の市販モデルにはポルシェがセナート用に開発した4.4L V8エンジンと電気モーターのハイブリッドシステムが搭載されています。先進技術として運転支援システム、ロシア独自GPSを使った緊急通報システム、緊急ブレーキ等々、欧米日の高級車に見劣りしない充実した装備となっています。

プーチン大統領の専用車はコードネーム「カルテシュ(儀式の行列)」を呼ばれ、セナートをベースにしたロングストレッチのリムジン。エンジンは独自開発(ポルシェも関与していると思われる)のV12ターボエンジンで850馬力を発生している模様。当然様々な防衛技術や通信装置等々が満載だと思われます。

今回のG20訪問ではリムジンの他に側近・護衛用の通常サイズのセナートと高級ミニバンの「アーセナル」と呼ばれる派生モデルが随伴しています。更にロシア本国にはオープンモデルもあります(こちらはパレード用)。