●グッドウッドで発表されるライトウェイトスポーツ「ウルティマRS」
イギリス自動車メーカーの「ウルティマ」は、ブランド最強モデルとなる「ウルティマRS」を7月4日から7日までイギリスで開催されるグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2019にて初公開すると発表しました。
1983年に設立されたウルティマは、これまで「ウルティマGTR」「ウルティマCan- Am」「ウルティマ エボリューション クーペ/コンバーチブル」などを発表。2004年には、0-100マイルにおけるワールドレコードを叩き出し、ライトウェイト・モンスターとして名を馳せました。
7月に発表される「RS」は、ポルシェ「956」やジャガー「XJR-12」など1980年代から1990年台の耐久レースで活躍したグループCカーからインスパイアされたモデルで、これまでのモデルよりダウンフォースやエアフローの向上に重点を置いて開発されたといいます。
パワートレインはGM製6.2リットルV型8気筒エンジンを搭載。最高出力は、エントリーモデル「LT1」エンジンが480ps、上位モデル「LT4」エンジンが650ps、ハイエンドモデル「LT5」エンジンが800psと3つのグレードをラインアップし、6速MTと組み合わされます。さらに純正チューニングにより、最高出力1200psまでブーストアップが可能となり、「ウルティマ エボリューション」の1034psを大きく更新するパワーとなります。
エクステリアでは、フロントバンパーに強力なダウンフォースを生むカナード、ボディサイドには冷却効果を高める大型エアインテークなどを装備し、GTRよりアグレッシブなデザインが見てとれます。
またキャビン内は、余計なものを省いたシンプルなレーシー仕様です。ただし、エアコン、ナビエーション、バックカメラ、パーキングセンサー、革張りまたはアルカンターラ張りのシートなどロードカーとして十分な機能やクオリティを完備しているようです。
(APOLLO)