【新車】ブーストアップでパワーアップ。トップグレート「アルピーヌA110S」が本国で発表

●40psのパワーアップとハンドリングの強化を実施した「アルピーヌA110S」

アルピーヌのミッドシップ2シーター「A110」のスポーツ度をさらに高めたトップグレード、「A110S」がフランスで発表されました。

ポイントはパワーアップとハンドリングの強化です。

まずエンジンについては、1.8L 4気筒ターボという基本は変わっていませんが、最大過給圧を0.4bar増やすことで、最高出力292PS/6400rpm(スタンダードモデルは252PS/6000rpm)へと増強しています。2000rpmから発生する最大トルクは320Nmで従来通りです。

シャシー面ではタイヤのグレードアップがポイントになります。フロント215/40R18・リア245/40R18サイズのミシュラン・パイロットスポーツ4を標準装着、あわせてバネレートを50%アップ、中空スタビライザーのレートも倍増しています。これらのチューニングにより車高は4mmほど下がっているということです。

パワーウエイトレシオは3.8kg/PS、0-100km/h加速はわずか4.4秒という俊足スポーツカーへと進化したA110Sの欧州価格は66,500ユーロ(およそ811万円)から、フランスでは年内納車も可能とアナウンスされています。

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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