【新車】ボンネットが透けて見える「ClearSightグラウンドビュー」を搭載した2代目レンジローバー・イヴォーク

●エクステリアのインパクトに劣らない、内装と先進技術を搭載した新型イヴォーク

レンジローバー・イヴォークというと、クーペのクロスオーバーSUVとしてエクステリアに注目が集まりますが、内装にもレンジローバー・ファミリーにふさわしい繊細な英国のクラフトマンシップが凝縮されています。

すっきりとしたサーフェスや最高級のマテリアルで丁寧に仕上げた精巧なデザインが美点で、10インチの2つの高解像度のタッチスクリーンからなる最新のインフォテインメント・システム「Touch Pro Duo」を用意。

シートカラーには、新色のクラウドとディープガーネットが追加されたほか、素材は従来のレザーに加え、高い耐久性を誇るウール混紡の「Kvadratプレミアムテキスタイル」やリサイクル素材が活用された「Dinamica スエードクロス」、ユーカリ素材を使った「Eucalyptusメランジ・テキスタイル」、しなやかな風合いと高い通気性、抗菌性が特徴の「Ultrafabricsポリウレタン」が揃えられています。

電動化に対応する新設計の「PTA(Premium Transverse Architecture)」が採用されたのもトピックス。ホイールベースが20mm延長され、リヤシートのレッグルームやラゲッジが拡張されたほか、タブレットやバッグ、ペットボトルなどを収納する十分なスペースも確保。なお、40:20:40の分割可倒式後席を倒すと、トランク容量は最大1,383Lにまで拡大します。

ディスプレイ越しで、ボンネットがないかのように見える、フロント下180度の視角を確保する「ClearSightグラウンドビュー」は世界初の技術。2014年に発表された「トランスペアレント・ボンネット・テクノロジー」が具現化されたもので、段差のある中央分離帯や、オフロードなど障害のある路面を走行する際にその効果を発揮するとしています。

さらに、乗員や荷物で後方視界が悪い時に活躍する「ClearSightインテリア・リヤビューミラー」(ジャガー・ランドローバー初)も用意。カメラで撮影し、視野角50度の高解像度映像をルームミラーに映し出して視認性を高める機能です。

そのほか、ヘッドアップディスプレイ(HUD)、人工知能(AI)アルゴリズムを駆使してドライバーの好みや行動パターンに合わせた設定をサポートする「スマート・セッティング」、ワイヤレス接続で最新のソフトウエアにアップデートできるSOTA( Software Update Over The Air)もランドローバーで初めて採用されます。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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