2021年モデルのレンジローバー・ヴェラールに「アクティブ・ロードノイズ・キャンセレーション」を初採用

■マイルドハイブリッド技術が搭載された、最新の2.0LINGENIUMディーゼルエンジンを設定

「レンジローバー」ブランドの中でも、エレガントな内外装が魅力のVELAR(ヴェラール)。「引き算の美学」をエクステリアなどに採用したデザイン性に加えて、「レンジローバー」の名に恥じない高級感や高い走破性も備えています。

2021年3月10日、そのヴェラールが2021年モデルにスイッチし、同日から受注をスタートしました。

レンジローバー・ヴェラール
2021年モデルの受注を開始したレンジローバー・ヴェラール

2021年モデルのトピックスはエンジンラインアップの見直しで、マイルドハイブリッド(MHEV)技術が搭載された最新の2.0LのINGENIUMディーゼルエンジン(最高出力150kW/204PS、最大トルク430Nm)が導入されています。これにより、2.0L 直列4気筒INGENIUMガソリンエンジン(最高出力184kW/250PS、最大トルク365Nm)の2種類展開となっています。

レンジローバー・ヴェラール
2021年モデルのレンジローバー・ヴェラールのインパネ

また、新機能として「アクティブ・ロードノイズ・キャンセレーション」が、ランドローバーとして初採用されました。

これは、「MERIDIANサウンドシステム」に設定されるもので、ノイズキャンセルリング技術を車両に応用し、各ホイールに設置した加速度計がロードノイズの原因となる振動を検知。そのロードノイズを反転させた逆位相を自動計算して、車内のスピーカーから発生させ、走行中のノイズを打ち消す技術です。これにより、低周波ノイズが起因する運転時の疲労の低減にも期待ができるとしています。

さらに「3Dサラウンドカメラ」「ブラインドスポットアシスト」「アダプティブクルーズコントロール」「リヤコリジョンモニター」「リヤトラフィックモニター」など、多彩なドライバー支援システムも用意。

レンジローバー・ヴェラール
レンジローバー・ヴェラール(2021年モデル)のメーターパネル

ほかにも、スムーズで快適な通信環境を提供する最新のインフォテインメントシステム「Pivi Pro」が標準化され、安全性と利便性も向上されています。

また、2021年モデル限定グレードの「VELAR EDITION」も追加。「VELAR EDITION」は、同SUVの斬新で流麗なデザインをより引き立てるべく企画されたもので、ベースは「R-DYNAMIC SE P250」。

エクステリアは「サントリーニブラック」「アイガーグレイ」「ハクバシルバー」のほか、専用色「ランタオブロンズ」が設定されています。さらに、「スライディングパノラミック&ブラックコントラストルーフ」「ブラックパック」「20インチ”スタイル7014″7スポーク(グロスブラックフィニッシュ)」など、黒を基調した装備で全体を引き締めて、よりモダンで洗練されたエクステリアに仕立てられています。

レンジローバー・ヴェラール
2021年モデルのフロントシート

価格は、2.0Lの直列4気筒INGENIUMディーゼルエンジン(MHEV)搭載モデルを積む「RANGE ROVER VELAR D200」が787万円、「RANGE ROVER VELAR R-DYNAMIC S D200」が904万円。

2.0L 直列4気筒INGENIUMガソリンエンジンを搭載する「RANGE ROVER VELAR S P250」が849万円、「RANGE ROVER VELAR R-DYNAMIC S P250」が898万円、「RANGE ROVER VELAR R-DYNAMIC SE P250」が952万円、「RANGE ROVER VELAR R-DYNAMIC HSE P250」が1076万円、「RANGE ROVER VELAR EDITION」が1013万円です。

(塚田 勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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