自動運転の規定整備とともに「ながら運転」への罰則強化。「改正道路交通法」が参院で可決

●「ながら運転」で事故を起こすと罰金30万円もしくは懲役!?

一方で、ながら運転による事故が増えていることに対して、レベル2までの手動運転車両では、スマホなどの携帯電話使用時の反則金引き上げも盛り込まれています。

対象は、レベル3に該当しないクルマ・原動機付自転車で、携帯電話使用による反則金の限度額を引き上げるという内容です。


さらに、携帯電話使用などにより交通の危険を生じさせる行為への罰則が引き上げられるとともに、同行為を交通反則通告制度の対象となる反則行為から除外。代わりに、運転中にスマホなどを使って死亡事故や傷害事故を起こした場合は、運転免許の効力の仮停止の対象になります。

スマホや携帯電話の操作、ナビゲーションの注視によりこうした事故を起こすと、1年以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられます。事故を起こさなくても「携帯電話使用(保持)」違反になると、6か月以下の懲役または10万円以下の罰金(改正前は5万円以下)。もしくは、反則金制度が適用されると反則金は1万8000円(改正前は普通車で6000円)。

「レベル3」を想定した自動運転については2020年をめどに、スマホなどの「ながら運転」については2019年12月までに成立することになります。

※上記写真と本文は関係ありません。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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