【スーパー耐久2019】魔物ならぬ鬼神!第2戦SUGO 3時間レースで佐々木孝太選手が魅せたST-5クラスでの快走劇

●パワーに対抗する秘訣とは? 佐々木選手&デミオが大活躍

4月27日にスポーツランドSUGOで開催された、ピレリスーパー耐久シリーズ2019第2戦「SUGOスーパー耐久3時間レース」のGr.2決勝。

2リッタークラスのST-4クラスと1.5リッターコンパクトのST-5クラスで構成されるGr.2。このSUGO3時間レースではGr.2は予選と決勝をワンディで行うとあって、万が一にもマシンを壊せないというリスクを背負います。ましてや朝から雨が降ったりやんだりというウェットコンディション。

ST-5クラスのポールポジションは今年から参戦したHM Racersの101号車 ヒロマツ デミオが獲得。佐々木孝太選手がライバルよりも1秒弱速いというとんでもないタイムを叩き出し、Aドライバーの吉田綜一郎選手との合算で見事ポールポジションを獲得しました。

SUGOには魔物が棲むといわれますがその魔物がST-5クラスの予選で牙を向きます。SUGOマイスターと呼ばれSUGO戦では上位や優勝を重ねてきた村上モータースMAZDAロードスターがエンジンブローで出火、第4セクター全体にオイルが散乱するなどで予選が中断になるなど魔物が大活躍していきます。

午後に行われたGR.2の決勝レース。ポールポジションから飛び出したヒロマツ デミオですが、14時8分に切られたスタート直後は雨もパラつき、ちょい濡れウェット路面で好調に周回を重ねていました。しかし路面が乾き出すとパワーに勝るホンダフィット勢が徐々に前へ出ていきます。

そんなホンダフィット勢で序盤に目立ったのは168号車冴えカノレーシングwith RFC。予選5番手からじわじわと前へ出ていき、3周目の第4コーナーで2位に浮上、5周目までにはトップに躍り出ます。

序盤にトップに躍り出たことで徐々にアドバンテージを広げていった冴えカノレーシングwith RFCですが、スタートから20分後にアクシデントで提示されたフルコースイエロー(FCY)によりそのアドバンテージが帳消しとなってしまいます。

そして後半、レースをリードしたのは70号車J’S RACING☆FIT。69号車のJ’S RACING☆FITと合わせてレース時間残り15分までに1,2体制を築いて行きます。

しかしラスト10分を切ったところで魔物ならぬ鬼神が出現。スタート担当した佐々木孝太選手が再びヒロマツ デミオをドライブします。

最終ピットアウト時点では5番手あたりにつけていたヒロマツ デミオですが、その最終スティントで次々とライバルを抜き去ります。そしてラスト10分を切ったところでJ’S RACING☆FIT勢の1、2体制を崩し、いよいよトップに襲いかかっていきます。ストレートでは分が悪いのですがコーナーリングスピードは明らかにデミオ優勢。

トップ争いの激しすぎる攻防に場内は騒然。そのバトルはファイナルラップまで続いたのです。そのファイナルラップの第4コーナー、ヒロマツ デミオは70号車J’S RACING☆FITにアウト側から仕掛けます。しかしタイヤが耐えきれなかったようでコースアウト。あわやタイヤバリアに激突か?というギリギリのところでコースに復帰し、ヒロマツデミオは2位でチェッカーを受けることとなりました。

それにしてもカタログパワーで10馬力、SUGOでのトップスピードに10km/hも開きのあるフィット勢と互角以上の戦いをしたデミオ15MBのヒロマツ デミオ。

マシンについて佐々木孝太選手にお話を伺いました。

「ヒロマツデミオの武器は軽さですね。ストレートだと離されちゃうけど、クルマが軽いからコーナーリングスピードはこっちのほうが速い。コーナーの多いSUGOだと結構戦えちゃえました。チームがしっかりとクルマを作ってくれたおかげで壊れもせず2位に登ることができました」

そんな激しいバトルはYoutubeのスーパー耐久公式チャンネル「S耐TV」でも見ることができます。

次戦は、昨年から始まった富士SUPER TEC24時間レース。Youtubeでも放送されるようですが、ぜひサーキットであの幻想的なナイトランを堪能してください。

(写真・文:松永和浩)

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