●マークⅡ時代から50年以上支持されてきたFRセダンの掉尾を飾る特別仕様車
2019年4月24日、トヨタのFRスポーツセダンであるマークXに特別仕様車 「250S“Final Edition”」、「250S Four“Final Edition”」が設定され、同日から発売されました。
平成が終わり、令和になる代替わり時、新型車の登場だけでなくマークXやパジェロなどの役割を終えるモデルもあるようです。
前身モデルであるマークⅡも含めると、50年以上にわたって支持されてきたマークXですが、2019年12月で生産終了になります。
1968年9月、コロナ・マークⅡファミリーカーから始まったマークⅡは、その姿を変えながらもトヨタのみならず、日本のFRセダンを代表する1台といえるでしょう。
2004年にマークXに改名された以降は、「美しいスタイリング」や「意のままの走り」をテーマに掲げ、スポーティセダンという評価も得てきました。トヨタは、最後に感謝を込めて、今回の特別仕様車を設定したとしています。
「ファイナルエディション」である特別仕様車の外装は、スパッタリング塗装の18インチアルミホイールを特別装備(2WD)。ダークメッキのフロントバンパーモールが採用され、洗練された上質感を創出したとしています。ボディカラーは、「ホワイトパールクリスタルシャイン」、「シルバーメタリック」、「プレシャスブラックパール」の全3色が設定されています。
インテリアは、ブラックとレッドが配色された、アルカンターラと合成皮革シート表皮と、レッドを配色したソフトレザードアトリム表皮が特徴。さらに、本革巻き4本スポークステアリングホイール、シフトブーツ、インサイドドアグリップ、フロントコンソールボックスなどの随所にレッドステッチが施され、スポーティな印象を際立たせています。
また、駐車時の接触や衝突の回避に貢献する「クリアランスソナー&バックソナー」も標準装備され、デザインだけでなく安全性能の充実が図られた仕様。
マークX 特別仕様車「250S“Final Edition”」の価格は3,331,800円、「マークX 特別仕様車「250S Four“Final Edition”」が3,489,480円となっています。
(塚田勝弘)