【新車】キャデラックのブランニューモデル「CT5」は半自動運転機能を採用

■「スーパークルーズ」と名付けられた自動運転テクノロジーを搭載

ニューヨークオートショーにおいて、キャデラックが新型コンパクトセダン「CT5」を発表しました。ボディサイズは全長4924mm、全幅1883mm、全高1452mmです。

パワートレインは、2.0Lツインスクロールターボエンジンと3.0L V6ツインターボを設定。トランスミッションは10速AT、後輪駆動をベースにAWDも用意されるというのは、兄貴分の「CT6」と同様です。V6ツインターボの最高出力は250kW、最大トルクは542Nmとアメリカンスポーツサルーンに期待する強心臓を実現しています。なお、4気筒ターボのスペックは177kW、350Nmとなっています。

キャデラック・ブランドの新しいネーミングルールに則った、完全ブランニューモデルである「CT5」は、新世代キャデラックらしいデザインのアメリカンラグジュアリーモデルです。まったく新しいファストバックスタイルもユニークですが、ドライバー中心にデザインされたインテリアも新世代キャデラックらしさをアピールするものといえるでしょう。10インチのタッチディスプレイを中心に構成されるコクピットは、直感的に操作できるユーザーインターフェースとなっているのも特徴です。

そして、キャデラックの誇る半自動運転技術「スーパークルーズ」を選択することができます。北米市場では初めて手放し運転を認められた「スーパークルーズ」は、すでに上級モデルのCT6に設定されている運転支援システム。最新の自動運転には不可欠といわれるLiDAR(センサー)やドライバーコーションシステム、高精度GPSなどを組み合わせることでハイウェイにおいてハンズフリードライビングが味わえるというものです。

いかにもキャデラックらしいハイテクな一台に仕上がっているCT5、現地価格や日本導入時期については未発表となっています。

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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