●日本でもバカ売れ間違いない。でも現時点では計画なし
それにしてもスゴイ時代になりましたね。なんと、あのレクサスがミニバンを発売することになったのですから。
そのミニバンの名前は「LM」。世界初公開された場所は、中国の上海。上海モーターショーの会場でお披露目されました。ちなみに名称は「ラグジュアリー・ミニバン」の略かと思ったら、「ラグジュアリー・ムーバー」なのだとか。
ベースは、見てのとおり「ミニバン界のクラウン」ともいえる、「アルファード」&「ヴェルファイア」。そもそもアルファードやヴェルファイアの最上級グレードとして君臨する「エグゼクティブラウンジ」自体が電動リクライニング式の2列目を備えるなど「もはやこれはレクサスでは?」と思うほどラグジュアリーな仕立て。それをベースに、さらなるプレミアム化を果たしているというわけです。
ハイライトはなんといっても、1列目と2列目を隔てるパーティション、そして大きく立派な後席。LMには2列シート仕様と3列シート仕様があって、パーティションや最上級の後席が備わるのは前者のみ。もはや豪華なミニバンというよりも「背の高いリムジン」ですね。パーティションにはシャンパンを冷やす冷蔵庫や26インチのテレビも組み込まれていていて、こういうのを豪華絢爛っていうんでしょう、きっと。
これは日本でもバカ売れが約束されたようなもの……と思ったら、日本での発売計画はないのだとか。そんなこと言っている場合ではなく、これは明日からでも売るべきだと思いませんか?
ちなみにパワートレインはハイブリッドと3.5LのV6ガソリンがあり、仕向け地によってわけるそうです。
(工藤貴宏)