●伝説のレーシングカー「Datsun 240Z BRE」からインスパイアされた50周年記念モデル
日産・GT-Rの2020年モデル、ニスモ仕様、50周年記念モデルが発表された2019年4月17日、日産が誇るもう1台のスポーツモデル「フェアレディZ」の50周年記念車が発表されました。初代フェアレディZは、エレガントなフォルムが際立っていたオープンカーのダットサン・フェアレディのバトンを受け継ぎ、1969年に発売。
以降、フェアレディZはスポーティな走行性能やダイナミックなデザイン、見た目から想像するよりも高い実用性、そして比較的手が届きやすい価格もあって、北米で火がつき、日本でも人気を集めてきました。
フェアレディZ生誕50周年を記念した「フェアレディZ 50th Anniversary」は、1970年にアメリカの「SCCA(スポーツ・カー・クラブ・オブ・アメリカ)」のレースを制した「Datsun 240Z BRE」のデザインを新たな形で再現したとしています。
「フェアレディZ」のグレードをベースに、「ブリリアントホワイトパール(3P)」のボディに、「バイブラントレッド(C)」の組み合わせと、「ブリリアントシルバー(M)」のボディに、「ダイヤモンドブラック(P)」の組み合わせの2種類のボディカラーを設定。ほかにも、フロントフェンダーにステッカーを、リヤには50周年記念を象徴するバッジが配され、ホイールリムにレッドラインを追加した19インチアルミホイールも目を惹きます。
内装には、レーシングカーをイメージさせるセンターストライプが施されたアルカンターラ表皮のステアリングホイールをはじめ、専用キッキングプレート、専用カラーのシフトノブ、専用ステッチを施したパワーシートやドアトリムが採用されています。また、シートやシフトノブまわり、メーター内に50周年記念ロゴが配されるなど、多くの専用装備で50周年の特別感を演出。
「フェアレディZ 50th Anniversary 」は、2020年3月末までの期間限定モデルとして今夏に発売予定で、現時点で価格はアナウンスされていません。
なお、「フェアレディZ 50th Anniversary」は、同時公開された「NISSAN GT-R NISMO」2020年モデル、「NISSAN GT-R 50th Anniversary」とともに、東京銀座にあるニッサンブランドのグローバル発信拠点「NISSAN CROSSING(ニッサン クロッシング)」で展示されます。
(塚田勝弘)