塚田勝弘 
2019年4月15日、パイオニア カロッツェリア「楽ナビ」6モデルの新型（フルモデルチェンジ）が発表されました。いわゆる2019年モデルになります。
新しい「楽ナビ」は、2018年モデルの「AVIC-RZ902」と比べると、従来比2.4倍となる高解像度「HDパネル」（2,764,800画素）をはじめ、多彩な高品位パーツが採用されているのが特徴です。
「HDパネル」は、広い視野角を持つIPS方式と黒色再現性に優れたNormally Black方式を採用。高透過率の静電容量方式タッチパネルや高輝度LEDバックライトを組み合わせることで、鮮明かつ高コントラストな映像表現が実現されています。
また、高画質メディアの映像伝送経路をフルデジタル化し、従来比約70倍となる1,677万色の色諧調表現に対応するとともに、徹底した画質チューニングを行うことで、美しく高精細な「カロッツェリア史上最高画質」を実現したそう。
2018年モデルの「AVIC-RZ902」の約70倍もの色階調表現（1,677万色）に対応するとともに、高画質メディアの映像伝送経路をフルデジタル化することで、美しく高精細な地図表示、映像表現を実現。
「楽ナビ」の特徴である高性能なナビ能力、AV能力に加え、使いやすさを追求した新インターフェース「ターゲットインターフェース」が採用されています。ドライバーの好みに合わせて、操作性とデザイン性をさらに高めた「おすすめモード」、デジタル機器の操作や運転に不安を覚える人にも分かりやすい「カンタンモード」から表示モードの選択が可能。
連携機能では、iPhoneや市販されているポータブルBlu-rayプレーヤーなど高画質メディアの映像をHD解像度のまま入力できるHDMI入力端子が搭載されています。また、 各AVソースの映像をHD解像度のままリヤモニターへ出力できるHDMI出力端子も搭載されていて、 HDMI分配ユニット「CD-HMD1」（別売）を使えば、 最大3台のリヤモニターで高画質な映像を楽しめます。
そのほか、自車位置マークをはじめ、各種ロゴマークや信号機マーク、一方通行表示や地図記号などの細部に至るまでデザインデータが一新され、HD解像度の美しく高精細な地図表示を実現。車両の挙動を高精細にセンシングする「6軸3Dハイブリッドセンサー」が採用されるとともに、GPSとみちびき、グロナス、SBAS（衛星航法補強システム）に対応することで、高い自車位置精度が得られるとしています。 また、独自のプローブ情報を活用した「スマートループ渋滞情報」に対応するとともに、「渋滞予測データ」も搭載されていて、目的地まで早く着くルートの探索が可能。
安全面では、全国の高速/有料道路への進入や、サービスエリア/パーキングエリアから出発する際に音声と画面表示で注意喚起し、逆走を未然に防止する「逆走注意案内」が搭載されています。また、全国の高速/有料道路、一般国道などで制限速度を表示する「最高速度表示」にも対応。
用意される6タイプはLS（ラージサイズ）メインユニットタイプである8V型HD/TV/DVD/CD/Bluetooth/SD/の「AVIC-RL910」、8V型HD/TV/DVD/CD/Bluetooth/SD/の「AVIC-RL710」。
200mmワイドメインユニットタイプである7V型HD/TV/DVD/CD/Bluetooth/SD/の「AVIC-RW910」。7V型HD/TV/DVD/CD/Bluetooth/SD/の「AVIC-RW710」。
2D（180mm）メインユニットタイプである7V型HD/TV/DVD/CD/Bluetooth/SD/の「AVIC-RZ910」。7V型HD/TV/DVD/CD/Bluetooth/SD/の「AVIC-RZ710」。
価格はオープンですが、市場予想価格は「AVIC-RL910」が11万5000円前後、「AVIC-RL710」が9万5000円前後。「AVIC-RW910」が9万5000円前後、「AVIC-RW710」が7万5000円前後。「AVIC-RZ910」が9万5000円前後、「AVIC-RZ710」が7万5000円前後。いずれも税別です。
（塚田勝弘）
