2019年4月6日・7日は両日ともに「モータースポーツ・ジャパン」の会場に来ています。しかし今年もまったく会場で行われているプログラムをひとつも見ることなく、黙々とミッションをこなしています。
今回も私のミッションは、「モータースポーツ・ジャパン」会場の敷地内にある「みんなの楽ラク運転講習会」にて、「日本自動車ジャーナリスト協会」が主催する安全運転プログラムのインストラクター業務。
今回も私が担当しているのは、「大型車からの二輪車の見え方や死角の確認」コーナー。
変わったのは、体験する「大型車」はトラックからバスに。安全装備が向上した三菱ふそうトラック・バスの2019年モデル「エアロエース」を使用しています。
トラックの時は、トラック本体の話よりも見えない部分の「死角」の話がメインでしたが、今回はエアロアースに搭載されている安全装備の話にも触れているので、結構時間がかかっています。インストラクターは「死角」のプログラムだけで5人。導入=私、乗用車の死角、バスの外回り装備説明×2名、バスの中説明1名。当初は1人フリーでフレキシブルに動けるかと思ったらとんでもない!食事の時間どころか、水分を摂る時間も無いほど大盛況で、話しまくりのノンストップ4時間のエンドレスレクチャー。
ちなみに2019年型「エアロエース」に搭載されている主な安全装備は、左折時の巻き込み防止対策用に搭載したミリ波レーダー「アクティブサイドガードアシスト」。これは左側の後方に縦に2基。角度をづらして160度をカバーすることができます。加えて前方にあるサイドビューカメラを合わせて検知すると、運転席の正面のデイスプレイ内とインパネの左側のほうにある△マークが黄色に点灯します。
そしてもうひとつ。時々、バスの運転手さんが病気などで運転中に意識を失ったり亡くなってしまって起きた事故のニュースが伝えられますが、新型の「エアロアース」には、乗客の席の頭上にドライバーに異変が起きたときにバスを緊急停止さる「ドライバー異常時対応システム」が装備されています。ちなみに天井に備え付けられた「非常ブレーキ」と書かれたスイッチを押すと、車内に警告ブザーが鳴って警告灯が点灯。3.2秒後に自動ブレーキがホーンを鳴らしながら緩やかに同一車線内に停止するとのこと。また、誤作やいたずらの場合は、ドライバーが運転席でキャンセルすることも可能。
ちなみにこちら、エンジンは7.7リッター直列6気筒のディーゼルエンジン。8速AMT(シフトパイロット)を採用し、11列57人の乗り。価格は4920万2000円。
ちなみにほかのプログラムでは、たとえば18歳以下で免許を持たない子供たちがクルマの運転体験をする「U-18 運転予備校」も事前予約制ですが人気のプログラム。車庫入れ・縦列駐車のプログラムで「自動パーキングアシスト」機能を使うのも楽しいかも。お時間のある方は是非遊びに来てくださいね♪
(吉田由美)