こんな展開ある!? 惜しくも優勝を逃したシャルル・ルクレールをもっと応援したくなった【2019年F1第2戦バーレーンGP】

2019年F1第2戦バーレーンGPがバーレーン・インターナショナル・サーキット(5.412km/57周)で行われ、F1の歴史に刻まれるであろうドラマティックな展開で幕を閉じました。

この日の主役は今シーズンからフェラーリに移籍したシャルル・ルクレール。1997年10月16日生まれ(21歳)、モナコ出身のルクレールはF1の登竜門であるF2で2017年にデビューイヤーにしてシリーズチャンピオンを獲得。さらに翌年からザウバー(現アルファロメオ・レーシング)でF1フル参戦デビューをし注目を集めていました。

映画「ハリー・ポッター」の主人公に似た(本人も自身のSNSで変装した写真を投稿するほど!)甘いフェイスで、F1女子の間でも人気が出そうなオーラを放っており、サーキットで一緒に写真を撮ってもらったことがあるのですが、179cmとスタイルも良くめちゃくちゃかっこいいんです!

そんなルクレールがバーレーンGPで本領発揮! フリー走行1と3でトップタイムを、更に予選ではキャリア初となるポールポジションを獲得しました!!

2番手はチームメイトのセバスチャン・ベッテル。「スタートからチームメイトバトルが勃発したらどうしよう」とドキドキしながら、TVの前で正座してその時を待ちます。

さぁ、ついに決勝スタート! スタートで出遅れたルクレールはベッテルに抜かれてしまいます。

さらに4番手のバルテリ・ボッタス(メルセデス)が好スタートをきめ、ルクレールの背後へ。ターン2〜3の立ち上がりでボッタスにもパスされ、オープニングラップ終了時点で首位ベッテル、2位ボッタス、3位ルクレールと大きく順位が入れ替わりました。

しかしルクレールは2周目のメインストレートでボッタスをパスし、2番手へ浮上! スタートから目間狂い順位争いに、深夜にも関わらずアドレナリン大放出です。

さらに5周目にファステストラップを更新すると、ベッテルの1秒以内へ! 「僕のほうが速いよ」と訴えると翌周の1コーナーでベッテルをパス!! トップの座を取り戻します。

スタート直後は「まだフェラーリは早かったか・・・」と思いましたが、このアグレッシブな走りに「もう新人ドライバーと言わせないぞ」という気迫さえ感じられ、将来が楽しみになった瞬間でした。

ルクレールはこの後、すばらしい走りでチームメイトのベッテルを大きく引き離し、他の上位勢と同じく2度のタイヤ交換を終えます。

この記事の著者

yuri 近影

yuri

2006年のF1日本GPを観に行ってから、どっぷりF1&ジェンソン・バトンにはまってしまったF1女子。F1が大好きですが、車の運転は下手(小林編集長お墨付き)、メカニズムも苦手、だけどドライバーの知識と愛だけは自信あり! もっと気軽にF1を楽しんでもらいたい、好きになってもらいたいという気持ちで執筆活動をしています。
趣味はバトンの追っかけと、F1海外観戦。現在は新米ママとして子育てに奮闘しながら、のんびり記事を更新中。あたたかーい目で見守っていただけると嬉しいです。
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