トヨタのAI子会社がEV用バッテリーの「高精度寿命予測」を実現

トヨタ自動車のAI開発子会社、TRI(トヨタ・リサーチ・インスティテュート)が、MIT(米マサチューセッツ工科大学)と米スタンフォード大学との共同研究により、リチウムイオンバッテリーの寿命を誤差9%以内の精度で予測する方法を開発したそうです。

これまで新たに開発したバッテリーの寿命を確認するには、バッテリーが使用できなくなるまで充放電を繰り返す必要があり、多大な時間を要することから、バッテリー開発のボトルネックになっていました。

そこでTRIでは初期の充放電サイクル時の電圧低下等を元に、機械学習により長期的な寿命を予測するアルゴリズムを開発。これにより、バッテリーの開発時間を大幅に短縮、開発コスト低減が可能になるとしています。

EV用バッテリーのリサイクルに際しても2次使用が可能な個体を短時間で選別可能になるため、今後の電動化に向け、同技術への期待が大いに高まりそうです。

Avanti Yasunori・画像:TOYOTA)

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【関連リンク】
トヨタ・リサーチ・インスティテュート(TRI)
http://www.tri.global/

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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