【アドベンチャー編】モーターサイクルショー出展バイクから独断チョイス「〇〇ならこの3台!」

■旅をしたい、自由気ままなツーリングに行きたくなったらこの3台!

オートバイ一番の醍醐味であるツーリング。基本的にはどんなカテゴリーのバイクでも行えるのだが、最も旅に適しているといったら、やはり一番はアドベンチャー。一般的なアスファルトはもちろん、高速走行も軽くこなし、ちょっとした荒地も気にしない。自由な旅&ツーリングを満喫したいと思う人であればもってこい。そのワイルドなルックスもライダーの冒険心をより一層盛り上げてくれる。

・1台目:カワサキ ヴェルシス 1000SE(税込186万8400円)
「エニータイム、エニーライド」

さまざまな路面状況下においてもライディングの楽しさを提供する快適性を備えたオールラウンドで使えるモデル。搭載する1043ccの水冷の並列4気筒エンジンは、優れたレスポンスと高いフレキシビリティを発揮。さらに、ロングストロークの電子制御サスペンションと軽快なシャーシを組み合わせることにより、ソロライドやタンデムライド、またワインディングやロングツーリングにおいても常に快適な走りを実現してくれる。

アップライトなポジションは操作性に優れ、ウインドプロテクションがロングライドの疲労も軽減してくれる。旅好きライダーにピッタリの一台となっている。


 

・2台目:KTM 790 アドベンチャー R(税込155万円)
「跨がれば、それが冒険のはじまりに」

オフロードバイクを得意としているオーストリアのモーターサイクルブランドのミドルサイズアドベンチャーモデル。個性的なフロントマスクは同社のアドベンチャーモデルの意匠を継承したデザイン。オフロードライドに対応した電子制御機能や特別開発のスポークホイール、そしてブロックタイヤを装備し、ツーリングだけでなく、林道やオフロードなど幅広いシチュエーションに対応可能。

搭載するエンジンは、コンパクトかつパワフルな799ccの並列2気筒エンジン、ガソリンタンクを下部に配したことで、高い走行安定性も実現している。またタンクの容量は20Lで航続可能距離は約450kmとロングライドも安心して楽しむことができる。


 

・3台目:モトグッツィ V85TT(税込139万8600円〜)
「シンプル&クラシックで行こう!」

シンプルさ、容易さ、そして実用性を基本コンセプトとして、ツーリングに特化して作り上げられたモデル。80年代に大流行したエンデューロバイクからインスパイアされたデザインは、フェアリングを持たず、タンク、サイドカバー、フロントフェンダー、そして新型の空冷縦置き90度Vツインエンジンで構成され、クラシックエンデューロという新たなジャンルを切り開いている。

ちなみに「TT=Tutto Terreno」はオールテレーン(全ての地形)を意味している。デザインはクラシカルを意識するも、走りはライダーに寄り添い、より簡単で安全な走りを実現するためにと3種類のライディングモード「ロード、レイン、オフロード」を導入している。


 

(文:安室淳一/写真:稲垣純也)