BMW・3シリーズ ツーリングの次期型は、セダンと異なるリアクォーターウィンドウを採用?

【「アレ」の秘密が見えた!?  伝統の「ホフマイスター・キンク」デザインの行方は?】

新型 BMW・3シリーズの派生ワゴン「3シリーズ ツーリング」のプロトタイプを、これまでで最もカモフラージュの軽い状態でカメラが捉えました。

次期型で最大の注目とされていたのは、リアクォーターウィンドウです。新型セダンで採用されているBMW伝統のアイデンティティ「ホフマイスター・キンク」デザイン(ウィンドウ隅が鋭角にキックアップされている)が、ツーリングで廃止される可能性が噂されていたからです。

そしてついに、その秘密が明かされました。厳密には完全に露出していませんが、関係者の話からもツーリングでは、ウィンドウ下部のラインがDピラーへ向かってほぼ直線に伸びる新デザインが採用されることがわかりました。

フロントマスクでは、一部で噂された「7シリーズ」改良型のような縦型キドニーグリルは採用されず、ワイドなデザインに。また冷却性能や空力抵抗が高められたエアインテークも見てとれます。テールライトのデザインはセダンと似ていますが、僅かに異なるデザインとなるようです。

次期型では「CLAR」プラットフォームを採用し、現行モデルから50kg以上の軽量化が図られるほか、ホイールベースが延長され、フットスペースとラゲッジスペースは拡大されるようです。

パワートレインは、最高出力184psと258psを発揮する2リットル直列4気筒ターボガソリンエンジン、最高出力150psと190psを発揮する2リットル直列4気筒ディーゼルエンジン、最高出力387psを発揮する3リットル直列6気筒を搭載する「M340i」がラインアップされる見込みです。

またセダン同様、2.0リットル直列4気筒+電気モーターのPHV「330eツーリング」を設定、「エクストラブースト」モードを搭載し、システム全体のパワーを一時的に41hp引き上げ、293psを発揮します。EVモードでは最大37マイル(60km)の航続距離、EVモードの最高速度は140km/hのパフォーマンスを誇ります。

ワールドプレミアは、3月のジュネーブモーターショーと見られていましたが見送られ、6月〜7月のオンラインデビューが予想されています。また新型ツーリングは北米での販売はされないとの噂もあります。

(APOLLO)

この記事の著者

APOLLO 近影

APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
続きを見る
閉じる