ロールス・ロイスの「ベイビーファントム」新型・ゴーストをキャッチ。激変するテールも初撮影

●軽量アルミ製プラットフォームを採用。各部デザインはファントムからインスパイア?

ロールス・ロイスのエントリーセダンである「ゴースト」の次期型プロタイプの鮮明な姿をカメラが初めて捉えました。

ドイツ・ミュンヘンの公道でキャッチした開発車両はフルカモフラージュされているものの、次世代型のヒントがいくつか見てとれます。フロントエンドには薄型ヘッドライト、現行モデルより正方形の形状をしたグリルを装着。Aピラーは角度を持ち、ボンネットフードも刷新されており、「ファントム」からインスパイアされたデザインが予想されます。

プラットフォームには、「ファントム」や「カリナン」と共有する軽量アルミ製「アーキテクチャ・オブ・ラグジュアリー」プラットフォームを採用します。

「ゴースト」は、ライバルにベントレー「フライングスパー」やメルセデス・マイバッハ「S600」を持ち、ロールス・ロイスのブランドフラッグシップ・セダン「ファントム」の下に位置するモデルです。2009年に初代がデビューして以来、実に10年ぶりのフルモデルチェンジです。

ハイライトはリアエンドのデザインです。現行デザインよりリアウィンドゥは寝かされ、トランクルームへ滑らかに伸びています。また完全に隠されたテールライトから大幅な変更が予想され、リアビューはかなりスポーティなデザインが期待できそうです。キャビン内ではアップデートされたインフォテインメントシステムを搭載。「ファントム」から継承するレイアウトとなるでしょう。

パワートレインは、「ファントム」の6.75リットルV型12気筒ツインターボの搭載が噂されますが、BMW「M760Li」に搭載される最高出力585psを発揮する6.6リットルV12型ツインターボのアップデート版を搭載する可能性が高いです。

次期型に関する一部の開発や検証プログラミングは、ミュンヘンのBMW施設で行われるほか、英国ウェスト・サセックス州・グッドウッドにある本社で製造されます。ワールドプレミアは2020年内が有力です。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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