プジョーのコンパクト・クロスオーバーSUV「2008」の次世代型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。
「2008」は、コンパクトモデル『208』をベースとするSUVで、2012年9月のパリモーターショーでコンセプトモデルとして初公開されました。翌2013年3月のジュネーブモーターショーでは市販型が登場し、2014年から日本でも販売されています。2016年には一部改良されていますが、これが初のフルモデルチェンジとなります。
目撃したプロトタイプで気になるのが、ボディ左側面にある未完成の給油口です。クローズアップで見ると穴はなく、開発途中のようです。またリアエンドではエキゾーストパイプも見当たらないため、噂されている完全電気モデルの可能性があります。その他のパワートレインは、85psから130psまでを発揮する1.2リットル直列3気筒「PureTech」ガソリンエンジン、1.5リットル直列4気筒「BlueHDi」ディーゼルエンジンのラインアップが予想されます。
次世代型では、中国のパートナーである「東風汽車」と共同開発した全く新しいプラットフォームを採用すると噂されており、ボディが拡大するとともに88ポンド(約40kg)の軽量化が図られます。フロントマスクは「3008」や「5008」風のデザインが予想されていましたが、このプロトタイプを見るとバンパーコーナーに縦のLEDデイタイムランニングライトに一部が見られるため、「508」からインスパイアされたフロントエンドが予想されます。
室内には12.3インチの高解像度スクリーンを搭載。最新世代の「i-Cockpit」デジタルインストルメント・クラスタが採用されるでしょう。ベースとなる「208」次期型の登場が3月のジュネーブモーターショーと予想されており、「2008」は、早くとも2019年内、あるいは2020年が予想されます。
(APOLLO)