ポルシェの次世代サルーンを提案するコンセプトカー「929」は近未来トランスポーター

●EVスポーツ「ミッションE」から継承されるフロントエンドを備える「929」

ポルシェの未来を占うコンセプトモデルを、デザイナーのデビット・バン氏が提案しました。

「929」と名付けられたコンセプトカーは、「9 to 9」を意味し、ポルシェの頭文字「9」で始まりその未来を意味しているようです。イラストからもわかる通り、単なるスポーツカーとしてではなく、次世代移動手段(トランスポーター)として捉えており、その「速さ」「時間」「チェックインの過程」「室内空間」などを飛行機、高速列車と比較。いかにポルシェが優れているかを示しています。

コンセプトモデルでは、最大限の空力抵抗を生み出す、鋭くスリムなスプリッターを備えるローノーズ、リアフェンダーからテールライトへ続くスムーズなボディライン、Aピラーからテールエンドまで伸びる滑らかなルーフなどで構築され、同ブランド初のEVスポーツ「ミッションE」から継承されるフロントエンドとなっています。長いホイールベースからは、同セグメントでは圧倒するラグジュアリーな室内空間が提供されるはずです。

プラットフォームにはアウディとポルシェが共同開発した「PPE」(プレミアム・プラットフォーム・エレクトリック)を採用。「レベル4」以上の自律運転技術を搭載したEVが予想されます。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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