北米ではソールドアウト! ロードスター30周年記念車はレーシングオレンジが印象的

【シカゴで発表されたレーシングオレンジのロードスター30周年記念車】

マツダが2019シカゴオートショーで発表したロードスター生誕30周年記念車(北米での車名はMX-5ミアータ)が、わずか4時間で完売したというニュースが届きました。

初代ロードスター(MX-5ミアータ)がデビューしたのは、国産ビンテージイヤーと呼ばれる1989年。当時、日本ではEUNOS(ユーノス)という新しい販売網での扱いで、マツダではなくユーノス・ロードスターという車名でした。

そんなロードスターも現行型は4代目、日本では1.5Lエンジンのソフトトップ(幌)のロードスターと、2.0LのリトラクタブルハードトップのロードスターRFという2つの個性をラインナップしています。

シカゴオートショーで発表された30周年記念車は「レーシングオレンジ」と名付けられた専用ボディカラーに、レイズ製17インチアルミホイール、レカロシートなどを装備しています。もちろん、ボディはソフトトップとRFの両方が用意されました(北米ではいずれも2.0Lエンジンを搭載しています)。

気になるメーカー希望小売価格は、税抜きで34,995ドル〜37,995ドル。日本円にすると385万円〜418万円といったところですから、けっして手頃な価格とはいえません。

●受付開始から15分で100台を受注、4時間で完売状態

そんなロードスター30周年記念車の北米市場向けの割り当ては500台。それでもWEBでの予約開始からわずか4時間でオーダーストップ状態になってしまい、キャンセル待ちのリストは増える一方だということです。

さらに細かくいえば、最初の15分で100台分のオーダーが集まり、1時間過ぎには半分ほどに注文が入ったということ。おそらく日本でも同様の状況となるでしょうから、30周年記念車を手に入れたいのであれば、迷うことなくオーダーを入れることがポイントとなりそうです。

なお、北米での販売比率はソフトトップ6割、RFが4割となっている模様。欧州では、まもなく開幕するジュネーブモーターショーにて公開されるというロードスター30周年記念車ですが、欧州での販売比率も気になるところ。はたして日本ではどうなるのでしょうか。

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
続きを見る
閉じる