【新車】ホンダ・インサイトの「いいクルマ」感をレベルアップする純正アクセサリー

●グランドコンセプトは「軽快&調和」。2種類のスタイルを提案

ハイブリッド専用車として三度登場したホンダ・インサイト。ハイブリッドカーだからといってエコカー然とした走りではなく、350万円前後の価格にふさわしい走り味を実現するために電動化を利用したと感じられる仕上がりは、目の肥えた自動車評論家各氏も唸らせているようです。

そんな新型インサイトには、ホンダアクセスによる純正ディーラーオプションが数多く設定されています。スタイリングについては、ブラックのロアスカート類でボディを引き締める「ブラック・スポーティスタイル」、メッキガーニッシュにより車格に見合ったラグジュアリーさを演出する「プレミアム・スポーティスタイル」といった2つのバリエーションが用意されました。

ここで紹介しているのは「ブラック・スポーティスタイル」ですが、日本市場向けにデザインされたというロアスカートは、深みのあるベルリナブラックに塗られたことで、よりロワード感を強め、バッテリーを低く配置したことで安定した走りを実現したインサイトの魅力を引き立てます。フロント・リア・サイドのロアスカートは、それぞれ単品で買うよりお得なパッケージ価格(9万9360円)が設定されています。

純正はで16〜17インチのアルミホイールを履くインサイトですが、ホンダアクセスの「モデューロ」ブランドから18インチのアルミホイール「MS-040」を用意しているのもスポーティスタイルを引き立てます。こちらのメーカー希望小売価格は4万5360円/本、サイズは18×7J インセット45mm、PCD114.3(5穴)。推奨タイヤサイズは215/45R18となっています。

インサイトの純正アクセサリーを開発するにあたり掲げられたグランドコンセプトは、「軽快&調和」というもの。たしかに、ブラック・スポーティスタイルのエアロパーツや18インチホイールは「軽快」さを強めていますし、なおかつ後付け感のない「調和」も感じさせるものに仕上がっています。一体感を高めるためにブラックのホイールナット(3780円)を用意するといった徹底したこだわりが生み出した完成度といえます。

ディテールアップに効いているのが「ブラックエンブレム」(1万4580円)。前後のHマークと車名エンブレムをブラッククローム調とすることで、さりげなくボディを引き締めます。

そのほか、純正ナビゲーションシステムに対応したハイグレードスピーカーシステムや実用性を上げるトランクトレイなどディーラーオプションとして期待するアイテムをしっかりと揃えているのもポイント。

リアカメラを利用した運転支援機能(後退駐車サポート/後退出庫サポート/後方死角サポート/車線キープサポート)やフロントカメラシステムのような安全につながるアイテムも充実しています。純正アクセサリーとしては初めてという、リア用ドライブレコーダーのような最新のニーズに応えるアイテムを設定しているのも、さすがです。

※価格はいずれも消費税8%込み。

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
続きを見る
閉じる