■人気のミニバンをモデリスタなりにカスタマイズ
・使い勝手のカスタマイズもオートサロンでは必見!
見た目をドレスアップするカスタムもいいけれど、「こんなのが欲しかった!」と眼からウロコのアイデアを実現した、「使い勝手のカスタム」に出会えるのも、東京オートサロンの楽しみのひとつです。
今回、モデリスタのブースに出展されていた、ノア/ヴォクシー/エスクァイアをベースとしたコンプリートカー「MULTI UTILITY(MU)」は、まさにそんなタイプの1台。2019年1月7日に発売されたばかりで、展示車両のノアMUには常に興味津々でチェックするお客さんの姿がありました。
このMU最大の特徴は、もともと3列シート車であったノア・ヴォクシー・エスクァイアの3列目を取り払い、2列5人乗り仕様としてラゲッジスペースを最大限に活用する工夫を満載にしたことです。
リアゲートを開けてまず目を弾くのが、トレンドの北欧インテリアのようにオシャレなオーク木目調のMU専用フロア。水や汚れに強く、耐摩耗性に優れたロンリューム(硬質塩ビ)素材を使っているので、濡れても汚れてもサッと拭き取れるし、荷物の出し入れの際に傷がつきにくい効果もあるそうです。
床下収納もしっかり確保されており、フロアボードが左右2分割で開け閉めできるのが便利。深さがあるので、寝袋やマットなどのキャンプ道具はもちろん、パパこだわりの洗車道具や工具を収納しておくのに良さそう。ママとしては、子供と公園に行く時に欠かせないボールなど、車内でコロコロ転がって邪魔だった物もスッキリ片付きそうだなと、羨ましくなりました。
そして、広大なラゲッジスペースを活用するアイテムとして、オプション設定されている「マルチユースボード」2枚セットがかなりオススメ! 家の中に置いても違和感のない、ブラウン基調のデザインがまず素敵なのですが、これがノアMUのラゲッジに2つ並べるとピッタリのサイズになっており、同じくオプションのエアスリーブマットを上に敷けば、車中泊もOK。寝るスペースを確保しながら、下段には旅行トランクや大きな引き出しボックスを入れて、荷物の整理ができるところが秀逸です。
マルチユースボードは脚の高さが4段階に調節できるので、例えばBBQの時にテーブル&ベンチとして使ったり、幅が広いので赤ちゃんのオムツ替えベッドにもなりそう。耐荷重は100kgなので、親子で腰掛けても大丈夫。我が家なら、パパのレース応援中にここで休憩したいです。
また、こうしたテーブル&ベンチは一般的に、いくら折りたたみといっても車内で場所を取るものですが、付属のベルトで2列目シートの背もたれに付けてコンパクトに運べるのも嬉しいところ。使い勝手がトータルで考えられているのが、さすがモデリスタ。メーカー直系ブランドならではの魅力です。
さらに、3列目シートがなくなったことによるメリットとして、まず左右のクォータートリムカバーに収納ポケットがついています。車中泊で眠る時にスマホを入れたり、メガネ置き場としてもピッタリのサイズです。そして本来なら3列目中央席用のシートベルトアンカーがあったところに、ハンガーフックが装備されています。洋服をかけるのはもちろん、キャンプ場でランタンをかけて周囲を照らすのもアリ。
ちょうど先日、子供を連れてスキー場へ行ったのですが、帰りに濡れたウェアをここに吊るせば、家に着くまでに乾いていてラクだったことでしょう。下に雫が垂れてもサッとお掃除できるし、夏なら水着を乾かしたり、出先では虫除けを下げておくのにも良さそうです。
そしてもうひとつ。こうしたユーティリティに振ったミニバンというのは、どうしてもファミリー感、生活感が出やすくなってしまい、自分で選んだとはいえ「もっとエレガントなインテリアのクルマに乗りたいわ」なんて、時にため息が出てしまうものなのです。このMUには、そんな女性たち、ママたちの心に響くオプションもありました。ほっこりとしたブラウンとベージュのカフェラテ色で、手触りはすべすべなめらかなスウェード調のキルティング。座った瞬間にオシリがフカっと包まれる、極上の座り心地にしてくれる、MU専用シートカバーがフロントとリヤに設定されているのです。これなら、子供が出かけている隙に女友達とホテルランチへ、なんて瞬間も気後れしない優雅さ。シートバックポケットもあって、使い勝手も抜かりなし。大きなラゲッジスペースはアウトレットで買いすぎても大丈夫だし、MUはアウトドアシーンだけでなく、日常の楽しさまで格上げしてくれそうです。
パパ、ママ、子供たちが全員一緒の時も、ひとり一人の時間を楽しむ時も、それぞれに最高の相棒になってくれる。MUならそれが叶うと思います。
(文:まるも亜希子/写真:諸星陽一)
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