【東京オートサロン2019】隠れミッキーはどこ?smart fortwo edition / MICKEY THE TRUE ORIGINALの「探検する愉しみ」

東京オートサロンメルセデス・ベンツブースを訪ねると、ディズニーの人気キャラクター「ミッキーマウス」の生誕90周年を記念して、2019年3月まで期間限定で販売される特別仕様車『smart fortwo edition / MICKEY THE TRUE ORIGINAL』が展示されていました。

これまでにも、smart fortwoがディズニーとコラボレーションした特別仕様車は何度も設定されてきましたが、今回は生誕90周年ということで、今回会場に展示されていたクルマは、チタニアグレーの外装色。これ自体は最近比較的いろんなクルマで見かける塗装色ながら、モノクロームを思わせるレトロな印象を受けるのがユニークなところです。

コンパクトなボディながら、外装のみならずシートをはじめとした内装にも専用のロゴやデザインがあしらわれており、ファンならずとも見た者のこころ躍らせるコーディネートは注目です。

誰もが知るキャラクターを用いた特別仕様車ながら、このクルマ自体が持ち合わせる個性と一緒になることで、単なるビッグネームを借りて、という特別仕様車とは一線を画す「質感」を感じさせる点はさすがだと思わせるものです。今回のオートサロンで必見の一台と言えるでしょう。

さて、ディズニー、ミッキーと言えば、ディズニーランドなどではもうすっかりおなじみですが、いたるところに「隠れミッキー」があしらわていることで知られます。パッと見は点描や、絵の中に描かれた雲、壁のちょっとしたシミのような部分のいたるところに、実はミッキーマウスの模様がちりばめられているというもの。

なんでもないところのそんな細かい模様などでさえ、油断させない。また見る人を楽しませるディズニーならではのもてなし、エンターテインメント性ではないでしょうか。

会場で見ていると、smart fortwo edition / MICKEY THE TRUE ORIGINALにも、ミッキーが模様としてあしらわれている部分があります。デザインアイコンにもなりながら、自動車としての剛性を保つための重要な役割も果たしているトリディオンセーフティーセルの部分に、遠目にはドット模様のように見えるたくさんのミッキーがいたりします。

それでも、まさか、こんなところに隠れミッキーはいないよな、と思い、車体中を探していると、隠れてはいませんが、しっかりとデザインアクセントになるミッキーが居るではありませんか!! これを見つけたとき、不思議とうれしい気持ちになってしまいました。

ミッキーをあしらったスマートではなく、ディズニーの心意気を纏ったスマートと言うべきなのかもしれませんね、このsmart fortwo edition / MICKEY THE TRUE ORIGINALは。

是非実車をご覧になり、探してみてください。見つけるのは隠れミッキーほど隠れてはいません。凝視してついつい後ろのクルマが衝突、なんてことになっては大変ですね。むしろ「違うミッキーが居る!」と際立っていて、ディズニーの手法が安全性を考慮されて実現されている。走るディズニー、必見ですね。

(中込健太郎)

【関連リンク】

smart公式ホームページ(限定車smart fortwo edition / MICKEY THE TRUE ORIGINAL)
http://www.smart-j.com/fortwo_mickey/