【東京オートサロン2019】ヒストリックカーからレーシングまで 多彩なモデルと展示する横浜ゴム

西ホール2に設置された横浜ゴムのブースには、日本最高峰のフォーミュラマシンであるスーパーフォーミュラから、マニア垂涎のヒストリックカー ポルシェ356まで多彩な展示車があり、来場者の目を引きました。

なぜポルシェ356が展示されているかといえば、横浜ゴムがヒストリックカー向けのタイヤを開発したからにほかなりません。近年、ヒストリックカーの人気は非常に高まっていますが、そうした人たちが苦労するのが各種のパーツ。とくにタイヤは劣化することや、サイズの問題、そしてなによりも消耗品であることもあり、オーナーが苦労する部分なのです。

その名もなつかしい「GT SPECIAL CLASSIC Y350」名付けられたこのタイヤは今春発売予定となっています。

スポーツタイヤではADVANシリーズの最高峰モデルとなる「ADVAN NEOVA」のコンセプトモデルを展示。

次期「ADVAN NEOVA」に向かって開発が開始されているモデルです。このコンセプトタイヤはネオバーニングと名付けられたデザインコンセプトが盛り込まれています。その名のとおり炎をモチーフにNEOVAらしい力強いデザインとしたもので、今回出品されたモデルはあくまでもデザイン優先のコンセプトモデルだといいます。とはいえ、すでにテストコースではさまざまなデザイン、素材、構造をテスト中だということです。

また例年通り、タイヤブースだけでなくホイールブースを別に設置。多彩なデザインのホイールを展示していました。2018年10月に米国で開催された「SEMAショー」で発表した「ADVAN Racing R6」、鋳造モデルではフラッグシップモデル「ADVAN Racing RSII」の新モデルとなる「ADVAN Racing RSⅢ」を装着車両とともに出品されていました。

(文/写真・諸星陽一)

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諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
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