長いようであっという間だった、2018年シーズン。シーズン終了後は祝勝会が行われ大忙しだったそうなのですが、話は年末年始の過ごし方に。
山本選手の気持ちはすでに今シーズンに向かっていました。
「実はオープンにできないようなテストが結構あり忙しくしていたので、あまり祝勝会、祝勝会という感じはなかったですね。もちろんたくさんお祝いしてもらったんですけど、もう充分です(笑)。年が明けたので、去年の余韻にひたるのも良いですが、やはり連覇に向けて頑張らないといけないかなと思います」
とは言いつつも、家族サービスも忘れない優しい山本選手。
「シーズン中ほとんど時間が取れなかったので、年末年始は家族と両方の両親と兄弟を連れて皆で旅行に行って、良い思い出ができましたね」
「バトン選手はパーティー三昧だったのでは?」という質問(私もそう思ってた!)に、意外(!?)な返答が返ってきました。
「チームやスポンサーさんに日本でたくさんお祝いをしてもらったけど、その後イギリスに帰って母や姉達、婚約者とその家族と一緒にのんびりとクリスマスとニューイヤーを過ごしました。もちろんそればかりでは困るので、僕もトレーニングを早速始めました。身体を鍛えていると同時に、今年は再びレーシングカートに目覚めてしまって。トレーニングの一環として取り入れようと思ってます」
と、ここで国光総監督のチャーミングさが炸裂!
「久しぶりにチャンピオンを獲れたということで、まだ僕はウキウキしているんですけどね(笑)。この二人はもうレースモードに入っていますよね。僕は年末年始、寝て過ごしていましたし(笑)。伊豆に寄り合う所がありまして、そこで温泉に入っておりました」
この発言にバトンと山本選手は大笑い! 新年早々素晴らしいチームワークを見させてもらいました。
そして最後にドライバーの二人から頼もしい言葉を聞くことができましたよ。
「今までは追う立場で、追われる立場になって初めて感じるプレッシャーもありますし、そこから逆に生み出されるエネルギーもあると思うので、それを力に変えて連覇に向けて頑張ります。体制が何一つ変わらず連覇に向けて臨めるので、そこはすごく心強いですね」(山本尚貴)
「スーパーGTはとてもコンペティティブなチャンピオンシップというふうに思っていますし、振り返ると山本選手は非常に強く彼のおかげで去年一年間勉強させてもらいました。個人的にはもっとアグレッシブに行きたいと思います。今までは一年目だったので、少し慎重なところもありました。クルマを壊して迷惑をかけないように気を付けていたのですけれど、自信がついたので今年はもっとポジティブにアグレッシブなバトルがたくさん見られるんじゃないかと思います。他のホンダ勢はもちろん、他のマニュファクチャラーズ特に23号車や37号車がライバルになると思うので、彼らと良いバトルができたらなと考えています。その辺りも楽しみにしておいてもらいたいです」(ジェンソン・バトン)
今シーズンに向けて、すでに闘志に満ちている二人を見て今年もチャンピオンを獲れるのではないか、いや絶対に獲ってほしい!と願わずにはいられなくなりました。
スーパーGT 2019年シーズンは4月13日に岡山国際サーキットで開幕します。楽しみすぎて国光総監督同様、ウキウキがとまりません!!
(yuri)