もはやゲーマーはアスリートだ! 「グランツーリスモ SPORT」が国体の競技タイトルへ

■来年の茨城国体に「グランツーリスモ」が参加

プレイステーション 4の人気ドライビングゲーム「グランツーリスモ SPORT」が、ついに国民体育大会の競技タイトルに決まりました。

競技が実施されるのは、来年行われる第74回国民体育大会「いきいき茨城ゆめ国体」の文化プログラム「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2019 IBARAKI」。6歳以上18歳未満が参加できる少年の部と、18歳以上が参加できる一般の部という2部門に分かれて競技が実施されます。

【予選の舞台は鈴鹿、Gr.3マシンによるバトル】

競技の流れは、最初に「グランツーリスモSPORT」のオンライン機能を用いて都道府県ごとの予選を行い、ここで勝ち残った上位20名(2部門計40名)のプレイヤーが、各都道府県別の代表決定戦に進みます。

ちなみにオンライン予選は鈴鹿サーキットが舞台。使用車種はゲーム内のGr.3カテゴリーに属するマシンが用いられることが決定済みです。

ニュルブルクリンク北コース

都道府県ごとの代表決定戦は、実際にプレイヤーが顔を合わせるライブ形式で実施されます。熾烈な争いが予想されるこの対戦を勝ち抜いた2名(両部門計4名×47都道府県)が、晴れて国体の舞台へと進むことになります。

FIA GT チャンピオンシップ アジア・オセアニア決勝の様子

「グランツーリスモ SPORT」は、今年FIA(世界自動車連盟)とのパートナーシップによるチャンピオンシップを成功裏にスタートさせ、11月にモナコで行われたワールドファイナルでブラジル出身の初代チャンピオンが誕生したばかり。

国体での競技実施は、日本国内にこれまで以上の「グランツーリスモ熱」を巻き起こしそうです。アスリートとして活躍し始めたゲームプレイヤーの未来に期待しましょう。

(角田伸幸)

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【関連リンク】

「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2019 IBARAKI」公式ホームページ
https://jesu.or.jp/ibaraki2019/

同選手権 『グランツーリスモSPORT』 都道府県代表決定戦  特設サイト
https://www.jp.playstation.com/events/gran-turismo-sport-kokutai2019/

この記事の著者

角田伸幸 近影

角田伸幸

1963年、群馬県のプロレタリアートの家庭に生まれる(笑)。富士重工の新米工員だった父親がスバル360の開発に立ち会っためぐり合わせか、その息子も昭和期によくいた「走っている車の名前が全部言える子供」として育つ。
上京して社会人になるも車以上に情熱を注げる対象が見つけられず、自動車メディアを転々。「ベストカー」「XaCAR」で副編集長を務めたのち、ポリフォニー・デジタルにてPlayStation用ソフトウェア「グランツーリスモ」シリーズのテキストライティングに携わる。すでに老境に至るも新しモノ好きで、CASEやパワートレインの行方に興味津々。日本ディープラーニング協会ジェネラリスト検定取得。大好物は豚ホルモン(ガツとカシラ)。
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