大盛況で幕を閉じた「Honda Racing THANKS DAY2018」。レポート前編では今シーズン、トロロッソで活躍し来シーズンからレッドブルへ移籍する注目F1ドライバー、ピエール・ガスリーの分刻みのスケジュールをお届けしましたが、もちろん後編もガスリー特集でお送りします!
イベント前半はトークショーにカート大会と様々な場所でプログラムをこなし、大忙しだったガスリー。後半はコース上での走行がメインです。
まず最初にドライブしたのは、2009年F1チャンピオンのジェンソン・バトンがフルシーズン初参戦にして2018年のシリーズタイトルを獲得し、海外からも注目を集めているスーパーGTマシン。
素晴らしい戦いを見せてくれたスーパーGTドライバー達が共に戦ってきたマシンでエキシビションレースを繰り広げる「SUPER GT Grand Final of Honda」で、佐藤琢磨選手と一緒にGT500クラス開発マシン(99号車)をドライブしました。
スタートドライバーは佐藤選手で、待機中スーパーフォーミュラ、スーパーGTのWチャンピオンを獲得した山本尚貴選手と話しこんでいるガスリー。一体何の話をしているのでしょう?
気になったので近くに行って聞き耳を立ててみると……どのチームがどこのメーカーのタイヤを使用しているのかという話をしていました! スーパーGTは現在4つのタイヤメーカーが参戦しており、どのメーカーのタイヤを使用するかは自由。なのでガスリーは気になって、山本選手に聞いていたのですね。
走行後のインタビューでは「スーパーGTのマシン、めちゃくちゃ楽しいね! ホンダさん、もし良かったらこのクルマに乗せてもらえないかな?」と興奮気味に話していたし、スーパーGTに興味あるのかも!? バトンに引き続き、ガスリーもいつかスーパーGTにフル参戦してくれないかなぁと願わずにはいられませんね!
さて、エキシビションレースを制したのは2018年シリーズチャンピオンのチームクニミツ(100号車)! 小島一浩監督をはじめ、スタッフ、そしてドライバー2人は本番のレースさながらの真剣モードで、チームワークの良さを感じました。
そしてみなさんお待ちかね、Toro Rosso Honda STR13の走行時間がやってきました! 走行するのは、Honda Racingライダー&ドライバーがトップカテゴリーのマシンを操り夢の競演をする、THANKS DAYだから実現できるスーパー・パフォーマンス「Honda Racing 2&4パフォーマンス」。
乗り慣れたマシンに乗り込み、スタッフと入念に打ち合わせするガスリー。まるで子供のように無邪気な顔で他のカテゴリーのマシンを走らせていた姿とは対照的に、ピリリとお仕事モードな表情もまた素敵です。
実は私、今シーズンのF1マシンの中でToro Rosso Honda STR13が一番のお気に入り。メタリック調のカラーリングで青ベースのボディに赤いラインが入っていて、めちゃくちゃかっこよくないですか? ガスリーの爽やかなイメージともぴったりで最高の組み合わせと思っていたのですが、ガスリーは来シーズンからチャンピオンチームのレッドブルへ。
来年のTHANKS DAYではレッドブルのマシンをドライブするガスリーを見ることができるのが、今から楽しみですよね(ツインリンクもてぎでレッドブルマシンが走行すること自体胸アツ!)。