2018年最後の試乗会は「あなたの知らないレクサスUXの世界」

■2018年最後の試乗会はレクサスUX

・チーフエンジニアは初の女性!

そろそろ「今年最後の~」という枕詞が付き始めた今日この頃。「今年最後」のクルマ試乗会は「レクサスUX」。レクサスの新型車で新しいラインアップ、レクサス最小のSUV、そしてレクサス初の女性チーフエンジニアというのも話題のひとつ。

世界的に人気のSUVですが、トヨタの人気コンパクトSUV「C-HR」のレクサス版。C-HRやプリウスと同じプラットフォーム「GA-C」を使用しています。

フロントマスクはL字型のクリアランスランプが印象的ですが、更に「バージョンL」には三眼のフルLEDヘッドランプが標準装備となって輝きが増します。また、デビルマンの髭(?)的な縦型ライトも目に付きますが、最もインパクトがあるのはレクサスのアイコン、大型のスピンドルグリル。「F SPORT」のグリルはメッシュのブロック状 でスポーティに、「version L」はもう少し横のラインが強調される華やかなデザインになっています。

エンジンは2.0リッター直列4気筒の「UX200」と2.0リッター4気筒のハイブリッド「UX250 h」の2タイプ。

コンセプトは「Creative Urban Explorer」。新たなライフスタイルを探求するきっかけ「CUE」になれれば、ということで今回の試乗会で注目は試乗コース。

このところレクサスの試乗会では試乗距離を長めに設け、クルマに乗れる時間をたっぷりとる試乗会を行っていますが、今回は神奈川県・川崎にあるデザイナーズホテルに隣接しているお洒落なカフェ「TREX Kawasaki River Café」をベースに、「UXオーナーの休日をイメージした」という山編、海編の両コースを体験する半日で約280㎞のロングドライブ。

最初に向かったのは山編。目的地は千葉県・大多喜にある古民家「まるがやつ」。試乗車はコミニュケーションカラーのブルージングカーネリアンコントラストレイヤリング、わかりやすく言うと落ち着いたオレンジ色で「UX200 F SPORT」2リッターFFのガソリンモデル。目的地まではアクアラインを使った高速道路と山道でハンドリングを楽しめるコース。一か所だけ、傾斜のある段差のところで意外にも大きく跳ねたのが気になりましたが、CVT発進時のギアが付いた「Direct Shift-CVT」のせいか、より加速がスムーズに感じられます。

「まるがやつ」は昔懐かしい「田舎のおばあちゃんの家」風の古民家で、母屋には掘り炬燵や囲炉裏。炬燵のテーブルの上にはみかんがあり、これで猫でもいたら絵に描いたような田舎のおばあちゃんの家。有名建築家の中村好文氏が設計したという離れの「蔵」は、普段は宿泊施設として使われてるそうですが、リノベーションによって木がふんだんに使われ、中でも味噌樽を使ったバスタブにもなるシャワーブースは是非体験してみたいものです。

母屋の炬燵で一息ついてから今度はこちらも新しい2リッター直4エンジン、FFのハイブリッド「UX250h」に試乗。ボディカラーはソニックチタニウム。車内のインストルメントパネル上部は和紙のような質感になっているので、なるほど海編では和テイストを取り入れたのがよくわかります。こちらはハイブリッドモデルですが、新開発のハイブリッドシステムの効果か、ハイブリッドモードへの切り替えがスムーズ。それにしてもUXのスピンドルグリルは、実際の大きさ以上に迫力があります。背の高さによってより縦型となり、ルームミラーで後ろから迫るUXを見ると、実際より大きな車に見えます。そういえば「F SPORT」は本革のハンドルでしっとりしていましがた、「version L」はレクサスらしいパサパサハンドル。個人的には夏はパサパサハンドル、冬はしっとりハンドルが理想です。

「TREX Kawasaki River Café」に戻り、次は海編。次の目的地は神奈川県・佐島の海辺にある「Nowhere but Sajima」。こちらも川崎から約1時間、約60㎞の場所にある貸別荘で海が見える絶好のロケーション。今回は17インチタイヤのスタンダードな「UX200 version C」。ボディカラーは新色の「テレーンカーキ マイカメタリック」。このクルマでは「ホイールが気になるなぁ」と思っていたら、17インチで唯一の非ランフラットタイヤ装着車。しかしウインドウスイッチの前方が斜めになっていたり、スイッチ裏側までしっかりコーティング&広めのスペースできているあたりは、女性のチーフエンジニア加古滋さんの気配りなのかも。

しかし「UX」のインテリアのこだわりポイントのひとつ、コックピットタイプでスイッチを多用していますが、オプションが付いていないので他は2段なのにこれだけ1段になってしまいスイッチ系のインパクトが薄くなります。そんなことを考えながら佐島に着いた頃、日が沈む絶好の夕暮れタイミング。クルマ入りでの夕景の撮影場所が無かったのが残念ですが、ここに来る途中の首都高湾岸線から横浜の工場地帯のロケーションも抜群でした。

そして最後は「UX250h version L」で川崎まで。こちらはE-Fourという四輪駆動のタイプ。「UX」にはほかのレクサス車同様、ドライブモードが選択できますが、そのスイッチがメーターフードの横に角(ツノ)のようにニョキっと生えています。これが手を伸ばさないといけないし見栄えもどうかと…。新型UXはデザインもインテリアも質感も乗り心地もいいし、先進安全も「Lexus Safety System+」が搭載されていて視界も悪くありませんが、個人的にはちょっとこのドライブモードスイッチの場所だけが気になります。
「UX」の世界観がわかる、「UX」のイメージが拡がる試乗コースでした。

(吉田由美)

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